低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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お話楽しいな〜 さやちゃん
いつも学校からの帰り道、お友達とお話しながら帰ってきます。何の話かというと、ニンテンドDSの話し、それからその日、学校であった話です。DSの話は、その友達も同じカセットを持っていて、そのカセットの事です。学校の話は、楽しかったこと、うれしかったこと、悲しかったことです。
帰り道には、森みたいなところがあって、少し不気味な感じがします。なぜかというと、夏は明るくて遊べたけれど、冬は工事しているし、暗いから悪い人がいないかな?と思ったりします。帰るのは、学校から家がすぐ近くなんだけど、やっぱり怖い感じがします。
お母さんに、
「寄り道したりしてはだめよ。悪い人がいるから。」
と言われます。つれさられたら自分も怖いし、みんなも家から出られなくなります。
学校から帰る時は仲良し下校で帰ります。私を合わせて二人で帰ります。先生もたまに道や横断歩道に散らばっています。学校の門に着くのにも時間がかかります。構内も広いけど、運動場の方がもっと広いからです。まるで大金持ちのお城に来たみたいな感じがします。帰りは嫌な事もあります。お友達と別れるのです。でも明日も会えるし。帰りも楽しい事がい〜ぱい。
私は、帰り道も学校も楽しいことがいっぱいだなぁと思いました。
講評 huzi
学校が楽しいのは、授業や休み時間だけではないことに、サヤちゃんは気がついたのね。行き帰りの道は、短くても発見がいっぱい! 先生も子どものころ、帰り道でよく遊びました。だれと帰るか、何をして帰るか? 今日はどうしようかなとワクワクしたものです。冬、たまに雪が積もると、もう大さわぎでした。最近は、ゲームのことなどを話しながら帰るのですね。DSは学校でも大人気なのですね。
今回は、「(かぎかっこ)」の会話をへらして、説明の文章をしっかり書きました。ちょっとお姉さんらしくなった感じがします。表現(ひょうげん)の●は、【いろいろな言った】か、【たとえ】のどちらかが入っていたら◎なので、「(かぎかっこ)」がなくても、【たとえ】があればだいじょうぶ。【たとえ】には、「森みたい」や、「まるで大金持ちのお城」と、想像力豊かな言葉づかいができています。本当に森があったり、お城があれば、サヤちゃんの家の近くは、物語の中の国みたいでしょうね。
【聞いた話】には、お母さんに注意されたことを書けました。いろいろな事件があり、心配する気持ちはよくわかります。先生がたも、みんなが安全に下校できるように、見回りをされているのですね。
【自分だけが思ったこと】は、お友達と別れるのはいやだなということと、帰り道の楽しさを考えたね。このように、「楽しいです」にくわえて、自分にとって何が楽しいのかということと、反対にいやなことは何かということを考えると、自分らしく思ったことを書けますね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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