国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日374 合計52710
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   天国でいっしょにね   ぽぴい



 今週の月曜日に二匹目の金魚が死んでしまいました。その金魚は一昨年の春の祭りの金魚すくいで一匹もつれなかった時おじさんが二匹もくれたのです。そして金魚を持って帰って金魚ばちに入れてやりました。しばらくして私とお姉ちゃんは二匹に名前をつけてあげることにしました。あまり元気がないのは「ルナちゃん」で落ち着きがないのが「ミーちゃん」です。ルナちゃんは私が「言葉の森」を始めてすぐに死んでしまいました。そしてルナちゃんを庭にうめて、お墓を作りました。その時に作文を書きました。ひとりぼっちになったミーちゃんは、それからどんどんえさを食べて二倍くらいおおきくなりました。私は
「小さな金魚ばちなのに、たいくつしないのかなあ。元気だなあ。」
と思ってながめていました。いつもごきげんがいいので大好きでした。そしたら今週の月曜日の朝、私達が着替えている時お母さんが急に、
「わっ!!ミーちゃんが。ミーちゃんが。」
と声にならないほど息を飲んで言いました。私はお母さんの顔を見てただボーッとしていました。でも私のすぐとなりにミーちゃんが落ちていたのです。ミーちゃんはもう化石のようにカラカラになっていました。お母さんが「しょうがないね。朝だからゆっくりお弔いできないから、学校から帰って来たらお葬式をしよううね。」
と言いました。私は学校に行く途中、
「ミーちゃんは夜中にきっといつもの様にサーカスみたいに元気よく飛びはねて床に落ちちゃったんだ。」
と思いました。学校から帰ってお姉ちゃんとお母さんとミーちゃんのお葬式をしました。ミーちゃんはルナちゃんのそばにうめました。どうしてかというとひとりにしたらかわいそうだからです。みんなで
「魚天国で幸せにくらせますように。」
とお祈りして家の中に入りました。もう金魚ばちはありませんでした。
「今ごろミーちゃんはルナちゃんの所までモグラみたいにブルブル土をはらって遊びにいっているのかなあ。」
と思いました。

   講評   yama

 こんにちは。二年間もかっていた金魚がしんでしまったんですね。とってもかなしいけいけんだったとは思いますが、こんなにもぽぴいちゃんに大事にされて、お弔いもしてもらったミーちゃんは、きっとしあわせだったことでしょう。


<はじめに絵をかく>作文にぴったりの、金魚の絵をさがすことができましたね。
<会話>死んでいるミーちゃんを見つけてこえをあげたお母さんの会話。「声にならないほど息をのんで」とひょうげんもくふうしてくれました。どれほどショックだったのかがつたわってきます。
<たとえ><□〇□〇>「化石みたいにカラカラに」や「モグラみたいにブルブル」とたとえと□〇をくみあわせて、より分かりやすくなっています。ミーちゃんが床に落ちちゃったりゆうも「サーカスみたいに元気よく飛びはねた」からと思ったんだね。きっとさいごまでいつもどおりの元気なミーちゃんだったんだろうね。
<どうしてかというと>ひとりよりもふたりのほうがいいよね!ぽぴいちゃんのやさしい気もちがつたわってきましたよ。もうミーちゃんはルナちゃんの所までついたかな。なかよくあそんでいるといいね!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)