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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   じゅぎょうさんかんの帰り道   ピプリー

(題名の工夫)
じゅぎょうさんかんの帰り道
「さようなら〜、みんな。」
「さようなら〜、先生。」
と、友だちとわたしでいっしょにさけびました。今日は、いつもとちがう道を通ります。この日は、じゅぎょうさんかん日です。じゅぎょうさんかんの日は、小学校の近くに水戸におじいちゃんとおばあちゃんの家があって、お母さんたちと先生の話が終わるまでおばあゃんの家にいるのです。この日一緒に帰った人は、水戸のおばあちゃんの家にとても近いマンションに住んでいるので、一しょに帰ったのです。
 そして、その日は二時間じゅぎょうだけだったので、だいたいじゅぎょうさんかんの日は、お母さんたちが帰ってくるのがお昼近くになるのです。それで、友だちが、
「うちに来ない?」
と、さそってくれたので、わたしは、
「うん、そうしたいなあ。」
と答えました。友だちは、こっそり家の中を見せてくれました。まるで、広場のように、友達の家の中は、広くて整理整とんされていました。そして、ハムスターをかっていました。たしか、白のハムスターで、7センチメートルくらいありました。
「さわってもいい?」
と、わたしが友だちに聞いたら、
「さわったら、かむよ。すご〜くいたいから、さわらないほうがいいよ。」
と、注意されました。なので、さわりませんでした。お母さんたちが帰ってきて、おこられたらいやなので、なるべく早く水戸のおばあちゃんの家に帰りました。おばあちゃんの家に着いたとたん、わたしがひみつを教えて、
「だれにも言わないでね。」
と、しんけんな顔でおばあちゃんを見つめました。だけど、おばあちゃんはお母さんに、行ったことを言ったそうです。
 そうして、
「ねえ、お母さんおこってる?」
と、聞くと、
「ううん、ぜんぜんおこっていないよ。」
と、答えました。お母さんがおこっていないので、安心しました。だけど、友だちが、
「うちのお母さんにばれたら、ぜったいおこるから、ひみつにしてね。ぜったいだよ、ぜったい!」
と、たのまれたので、お母さん、おばあちゃん、私、友だちだけのひみつになりました。
 ちょっぴり悪いことかなと、思います。なぜかというと、こわいからってかくすからです。だけど、しょうがないかなあ、と思います。なぜかというと、わたしはたぶんおこられないで、友だちだけが、友だちのお母さんに、
「なんでひみつにしていたの。」
と、いうふうにおこられて、かわいそうだからです。だからです。今度は、うそをつかなくてもいいように、遊ぶやくそくとかをして、遊んだりできるのが、一番いいなあ、と思いました。今度は、もう、こっそり遊びに行かないようにしたいと思います。

   講評   yuta

 「こわいからってかくす」のは悪いことだと思ったんだ。かくすと気もちがおちつかないよね。正直に話すと気分がスッキリするし、意外としかられないものなんですよね。うそをついたりごまかしたりすることが、相手をうらぎることになり、おこらせることになるのです。
 『じゅぎょうさんかんの帰り道』 その日はとくべつな帰り道だったんだね。
 “会話”と“いろいろな言った”の組み合わせがすばらしい。元気な書き出し。友達にさそわれてまよっているようす。悪いことをしてドキドキしたようす。
 友だちの家は『まるで広場のように』整理整頓されていたんだ。“こっそり”見てしまって家の人に悪いような気がしたのかな。
 おばあちゃんの家に着いたところから場面が変わりました。お母さんがおこってなくてホッとしたね。ピプリーさんが思っていたより悪いことではなかったみたい。お友だちとの約束も正直に話して、四人のひみつにしてもらったんだね。
 今度からは遊ぶやくそくをしておけばいいことがわかったね。思ったことでしっかりとしめくくれました。
       

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