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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   悪魔のポイ捨て   えうや

僕はこの間、友達といっしょにナガシマスパーランドへ行った。そのとき、嫌な光景を目撃した。なんと、子供がティッシュをばら撒いているのを親がほめているのだ。しかもばらばらになったティッシュをそのままにしてどこかへ行ってしまった。僕は、ポイ捨てはいけないと思う。
 いけないと思う理由の一つに、ポイ捨てはポイ捨てを呼ぶからだ。僕も、このような体験をしたことがある。夏休みに、十人くらいの友達と遊んだ。そのときに、公園の近くにあったコンビニで、お菓子を買った。そして公園で食べていた。そのときある子が、「手が滑った!」といって、わざとごみを捨てた。それから、その子と仲のいい子も、「おっとっと」といいながら植木の中にごみを捨てた。まさに、「類は友を呼ぶ」状態だ。その子たちが帰ってから僕たちは、捨ててあったごみを拾い、ゴミ箱に捨てた。拾ったのは気持ちよかったが、注意できなかったことを後悔している。
 二つ目の理由に、ポイ捨ては地球環境を悪くするからだ。データに日本の年間ごみ排出量が載っている。日本は年間5020万トンで、東京ドーム135杯分もの量だ。ごみが出たら燃やしたり埋めたりする。燃やせば二酸化炭素やダイオキシンが出て、埋めれば海が減る。どちらにしても地球環境には悪い。ごみを減らさなければ、地球は汚くなっていく。
 確かに、ごみを持ち歩くのは良い気分にはならない。しかし、「問題とはそこにあるのではなく、自分が作るものである」という言葉もあるように、自分がポイ捨てをしたことから始まるのだ。ポイ捨て族が友を呼び、世界に広まってどんどん地球環境が悪くなっていくのだ。

   講評   tama

第1段落: 驚くべきポイ捨ての現場を見たのですね。冒頭から強烈な印象を与え、意見に導いたところはさすがですね。

第2段落: 「ポイ捨てはポイ捨てを呼ぶ」は、その通りですね。誰か一人がやっていると「まあいいか」という気持ちになりがちなのが人間のよくないところです。お友達の場合はふざけてやったのでしょうが、残されたゴミだけを見ると結果は同じですものね。しっかり後始末をした健くんに拍手を送りたいです。

第3段落: 環境問題がとり上げられるようになって久しいですが、ゴミ問題については未だほとんど解決されていません。データ実例をうまく用いて、現実を見つめることができました。

第4段落: 誰でもゴミを持ち歩くのは嫌なものでしょう。しかしポイ捨てはよくありませんね。健くんの言葉を借りるなら自分が「ポイ捨て族」の仲間にならないようにすることから始めなければ、現状を変えることはできませんね。名言を意見にうまく結びつけてまとめることができましたね。




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