国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   くさってるの食べたくないよ   ぴいち


「いやな生き物だな。もうわたしの体の中にもいるかも。」
私が長文を読んでいて一番こわいと思った所は「酸素を必要としない微生物がいる」という所です。はじめは意味がわからなかったけど、私が音読をしていたらお母さんが、
「人間が息をひきとると、微生物が『やった。』って働き始めるんだね。こわいね。」
と言ったので、少しわかりました。それと似た話があります。うちの麦茶のことです。ふだんは冷蔵庫に入れて冷やしているけど、私の妹が飲んだ後冷蔵庫にしまうのをわすれたことがありました。一日中食卓に出しっぱなしにしていました。そして次に飲もうとしてコップについだら。何となくドローっと出てきたのです。まるで納豆のようでした。いつもだったらチョロチョロと音をたてて出てくるのに。でもくさっていることが分からなくて私も飲もうとしてしまいました。お母さんがその時
「やめとき。」
と言ってなければ飲んじゃうところでした。もうひとつはミカンのことです。何日も冷蔵庫の中に入っていたみかんを食べていたら、ひとつぶだけまるくグジョグジョしてたところがありました。それで
「これくさってるよ。」
と言ったら、お父さんが
「それは大丈夫だから食べなさい。」
と言いました。気持ち悪いから残したら、
「まだ食べられるって言ってるのに。」
と、お父さんがそれをさっさと食べてしまいました。とてもびっくりしました。私はどのくらいだと食べてもだいじょうぶなのか、分からないので困ります。
「どうしたら分かるのかな。やっぱりお父さんたちはいろいろ食べてきたから、くさってるかくさってないか分かるのかな。」
と思いました。でも食べて確かめるのはやっぱりこわいです。

   講評   tama

 むずかしい長文の感想文でしたが、とても上手に書けました。目標字数も達成(たっせい)できたね。すごい!

【題名の工夫】 ぴいちちゃんの心の中が、題名を読むだけでわかっちゃうね。よく考えたなあと感心しました。

【前の話聞いた話】 気温が高くて蒸(む)し暑い夏は、ものがくさりやすくなります。いつも飲んでいる麦茶もくさっていたのには、びっくりしたでしょうね。反対に、くさっていると思ったみかんは、まだくさっていなかったんだね。お父さんやお母さんとの会話を上手に入れながら、そのときの様子を伝えることができたね。

【たとえ・いろいろな言った】 ドローっとした麦茶で、納豆のネバネバを思い出したんだね。お父さんが「言いました」ではなく「さっさと食べてしまいました」と工夫して表現したところもよかったよ。(^^)

【自分だけが思ったこと】 果物は、新鮮(しんせん)なものだけでなく、くさる寸前(すんぜん)のものが甘くておいしいと言う人もいます。くさっているかどうかは、くさったものをたくさん見たりいろいろ食べたりしてきたから、わかるんだろうね。でもできれば食べたくないよね。(^O^)



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