国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   戦争と平和   すいーとぽてと

 戦争の悲惨さを後世に語り継ぐのは大切だ。私の学校では、国語の授業の時に「戦争童話集」という文庫本が配られた。その本を読み、感想文を書くのが課題だった。この本は、12個の話が載っている、短編集だ。全てが悲しい話な為、なかなか読んでも先へ進まず、読むのに苦労したのを覚えている。私が感想文を書いたのは、その中の「干からびた象と象使いの話」という物語だ。これは、戦争で食料がなくなった為、動物園にいる動物を処分しなくてはならなくなってしまい、皆殺されてしまったが、力の強い象だけが生き残った。この象は、飢え死にさせることに決まった。しかし、夜中に象使いのおじさんが秘密で食料を分け与えていて、しまいには象とおじさんは一緒に動物園を出てしまう。しかし、最後は結局飢え死にしてしまう悲しい物語だ。私達は今、朝・昼・晩と3食食べ、お菓子も食べることが出来る。とても豊かな暮らしをしているので、戦争の悲惨さにはまったくと言って良いほど実感がわかなかった。しかし、このように物語にして戦争の悲惨さを伝えると、感情移入ができて、身近に思えてくるのだ。これからも、少しずつ戦争の映画や本などを見て、さらに戦争について知ることができれば、と思っている。
 しかし、どのようにすれば戦争を防げるか考えることも大切だ。例えば、昔話の「猿蟹合戦」。この話は、柿の種を植え、木はぐんぐん育ち、実をつけるが、蟹は木に登ることができない。その様子を見ていた猿は、木に登って自分だけ熟した柿を食べ、蟹には青い実を投げつけた。すると、その実が蟹のこうらに当たり、割れて死んでしまう。その、割れたこうらからは子供がたくさん出てきた。子蟹達は、栗、たたみ針、包丁、石臼、牛の糞と、猿をこらしめることになる。彼らは作戦を立て、猿の家に忍び込み、外出から帰ってきた猿をこらしめた。とうとう猿はつぶされてしまう。というものだ。彼らは、作戦を立てることによって猿をこらしめることが出来たのだ。このように、対策を考えることも大切だ。
 戦争の悲惨さを後世に伝えることも、どのようにすれば戦争を防げるか考えることも、どちらも大切だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言がある。このように、最も大切なのは、平和を追い求めていく気持ちを大切にすることだ。

   講評   kira


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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