創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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伊豆でつり 清原和博
「さあつるぞ。」
とぼくが言うと、
「つってくれ。」
と、となりにいたお父さんが言いました。えさをつけて海の中にしかけを入れて、あたりを待つと「ぶるぶる」というあたりがきてあげると、ネンブツダイというのがつれました。ぼくは十二回も伊豆でお父さんとつりをしました。
まず一番心に残ったのは、十二月三十日のことでした。その日は、投げ釣りというのをしていました。糸が張り、あたりだとわかると、ぼくは
「よし。きた。」
と言い、そうすると
「おおきたか。」
と絵を描いていたお父さんが言いました。ぼくがさおをたててひっぱっていると、お父さんがそばに来て魚が水面に出てくるのをみていたら、魚が出てきたけれど、にげてしまいました。次には、一月一日にいつものように釣りに行き、海の中を見ていると、昨日はあまりいなかったのに、まるで魚がいっぱいいるところに来たようでした。でも魚の群れがあったとしても釣れるか不安でした。えさをつけ、しかけを入れて、何分か待つと「ぶるぶる」というあたりがあり、あげてみるとハタンポというのが釣れて、その後にはネンブツダイも釣れました。その日は五匹も釣れたのでまるで夢のようでした。
釣りでは、いろいろなおもしろい言葉があります。例えば、他の人と糸がからまったことを「おまつり」と言います。あと、まったく釣れなかったことを「ぼうず」と言います。あと、水の中にあるしょうがい物にひっかかったことを「根がかり」と言います。まだたくさんいろいろな言葉があります。釣りもおもしろいけれど、釣りの言葉もおもしろいのです。
ぼくは、カサゴを本や魚屋で見たことはあるけれど、釣ったことはありません。、伊豆に行ったら釣りたかったのにカサゴが釣れなくてくやしいな、と思っていながら海をみていると、きれいな夕日がしずみかけていました。
講評 kira
清原くん、こんにちは。お父さんと清原くんの言葉の息がぴったりあっていますね。楽しい時間でしたね。
もっともっと漢字を使うようにして清書してみると、得点もあがってくると思います。勉強にもなりますね。
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