国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
グーとパーで分かれましょう オカピー
「グーとパーで分かれましょう。」
と、私は元気よく言いました。この日は、私はパーでした。実は今からドッチボールが、始まるところなのです。私は、「今日はラッキーデイだなー。」と、思いました。なぜなら、とても強い人と同じチームになれたからです。わたしは、あまりドッチボールが得意ではありません。いつもボールをあてられないように逃げ回るのに必死です。「でも今日の試合はきっと勝てるぞー。」と、そんなことを考えている間にいつのまにか試合が始まっていました。ボールがびゅんびゅん相手の陣地から飛んできます。後もう少しで、あてられそうになりました。あっちへ逃げろ、こっちへ逃げろと、アリが働いているようににげまわっていたら、あることにきづきました。「こう逃げ回っているだけじゃ、走るのが速くなるだけで、ボールを取ったり、投げたりすることはいつまでたってもできないぞ。」そして、「あたってもいいから前に進んでボールを取って投げてみよう。」と、決心しました。でも何となくボールから逃げてしまいます。私にはもうだめだ。と、思った瞬間、クラスでも強いといわれている、だいじゅ君のボールが私の所まで、飛んできました。「うわあー。」と、心で大声をだし、目をつぶった瞬間、てのひらがじーんとしました。なんと、私の腕の中にボールがおさまっているのです。そると、私のクラスメイトが、
「すごい。最強。」や、「すごすぎ。」など、口々に言いました。自分自身も、はっきりいってとてもおどろきました。
前、こんな出来事がありました。いつものように、ドッチボールをしていたら、なっちゃんという学年で一番ドッチボールが上手と言っていいほど、運動バツグンの女の子のボールを取りました。その時もやはり、
「最強。」「すごすぎ。」など、口々に言われました。でも、今日の歓声はその時以上に大きいものです。わたしは、自分でもやったらできるんだーと、なんだかすごくうれしくなりました。
と、言うわけで、私は休み時間にドッチボールをしています。もう逃げ回ったり、ボールを取るだけでは、満足できません。ちょっぴり、自信がついたのだと思います。「明日はもっと強い人をあてるぞー。」と、心の中で、叫びながら今日も校庭に駆け出しました。
講評 wao
今月の作文は、この作品が一番イキイキしていましたね。誤字もきちんと直しましたね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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