国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   躾と愛情   雪女

 子供が本能や感情で動くときに、早くから、親がきちんと、教育面で、子供の時間というものを躾として教えるわけだ。日常生活を通じて、どんなに親しくても、それぞれの立場があるということを、躾として、覚えていきます。昔はそうした伝統的な家庭の教えがあったと思うのである。キチンと父親が善悪や礼儀を教えていた。愛情を持ちながら、厳しく躾をしたものだ。親は本当の愛情とは何ぞやということを自覚する必要がある。昔は親が子供のために一生懸命食事を作った。今日は、弁当でも親が作るというのではなく昔と違って給食だ。今日、一般的には、家庭でお惣菜として早く食べられるよう便利に出来ている。子供の人間形成の大事な点は、人間的な愛情だ。本当の愛情は何なのかと、スキンシップで親子の会話や感性が生まれるようにしなければならない。親対子の愛情は古典的、本能的なものだから、経済的に貧しくても、暖かい家族的な愛情のある家というのは幸福だ。そこからいい人間性が育つのである。私は子供の成長には家庭での愛情のある躾が大切だと思う。
 第一の理由は、きちんと躾をしないと世の中に出たときに困るからだ。私の家には、ゲーム機なるものがない。まぁ、それはないならないなりで、その時間を他のことに使えるからよい。家にはPCはある。が、それにはパスワードがかけられちゃってる。(とはいっても、もともとは私と弟が悪いのだが・・・・・・)だから、親につけてもらわなければならないのだが、できたとしても、せいぜい30分前後である。だから、ゲームとかをやっている時も、半ば強制終了である。でも、これは目が悪くなるだとか勉強しなくなるだとかいろいろりゆうがあるのだ。これも一つの愛情だろう。
 第二の理由は、親からの愛情を受けなかった子供は、他人にも愛情を与えることができないからだ。親から愛情を受けないと、その人は、「愛情」とはなにか、ということを知らないことになる。そして、まわりの人への愛情の与え方が分からないことになる。また、「愛情のある躾」を受けていないと、「我慢する」ことができなくなってしまう。そして、自己中心的な存在となってしまう。1997年に東海銀行が調べたものによると、一ヶ月の小遣いの平均は、幼稚園 572円 小学生 1109円 中学生 2822円 高校生 6687円だという。(データ)どんどん金額が上がっていっているのは、年齢のせいもあるだろうが、愛情と躾を受けることで、我慢することを学んでいったためだろう。我慢ができない人は、きっとその場でねだるのだろう。
 確かに、子供にはそれぞれ生まれながらに持っている素質と言うものもあるだろう。しかし、「幸福な家庭は、みな似ているが、不幸な家庭は、いずれもそれぞれに不幸である。」という名言があるように、どんなに貧しくても「愛情のある躾」があれば、心の中は幸福、逆に、どんなにお金持ちでも、「愛情のある躾」がなかったら、心の中は不幸でさびれているだろう。また、「ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけではない。」という名言もあるように、親の「愛情のある躾」なしでは、子供は立派に成長することができない。だから、私は子供の成長には家庭での愛情のある躾が大切だと思った。

   講評   takeko

試験勉強のさなか、まとまった作文がすばやく書けましたね!これもまた、「国語」の考える力の勉強の一つとしてくださいね(笑)。「要約」時間、食事など子どもの健康や規律面で基本的なたいせつな躾の部分をあげてくることができました。ここは、具体的な説明文となるので、長いと思ったら省いて「子供の人間形成の大事な点は」から始めてかまいません。
「理由1」なるほど、これは現代的で具体的ないい体験実例ですね。小さいときにゲームやパソコンが「習慣」になってしまうと、やめることがむずかしくなります。ある程度大きくなってから始めると、やめるべき時間に自分でやめることができます。ここがパソコンやゲームの魅力であり難しいところですね。私も本を読むためにはパソコンの時間をあまりとらないように決めています。本当はネット好きなんですが・・・目は確かに悪くなるので、成長期にはこのほうがいいですね。娘にも言っていますが、私が目も歯も悪いので不自由だしお金もかかります。だから、それだけは守るようにねと。それから、うちもゲームの時間は制限していましたから、そのために、自分でくふうして友達と雑誌作りやテープにドラマをふきこむドラマ作りなどいろいろな遊びを作っていました。パソコンやゲームは「受身」ですから、創造性を養うためには時間をとらないようにしたほうがいいと思いました。しかしこれは、この長文のころにはなかった、新しいしつけですねえ。理由2とデータ実例。とてもうまく入りました。「我慢ができない人は、きっとその場でねだるのだろう。」自分のよい意見が入りましたね!名言も、自分で考えたいい名言が入れられました。試験が終わったら、名言さがしも自分でやってもらおうと思います。「躾」という漢字はおもしろいですよね。そのまんま、「身」を「美しくする」っていう字ですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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