創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   緊張って・・・?   くろーばー

『あーもうやだぁ~。超緊張する~』
誰だってこの『緊張』という二文字から抜け出せたらな、と思うことがあるだろう。発表会や運動会、学芸会、プリントの答え合わせで自信無い問題を説明したりする時も、コンクールも緊張してしまうのは仕方ない事だ。あがってしまい舌を噛んだり、いつもスラスラいえる言葉が上手く言えなかったり、間違えたり、失敗したりしてしまうけど、良い面も持っているんじゃないかな。たとえば気分を引き締めるとか。そういう風に緊張と上手く付き合っていけばプラスに影響してくれると思ってるんだけど・・・
 「明日は!!待ちに待った勉強会だ★」
いきなりだけど、勉強会っていうのは発表会と同じで、違うのはパンフレットに顔写真を載せない事ぐらいなんで、発表会と思っていいので・・。去年の五月、勉強会が行われた。場所は一昨年と同じ市民会館、出演演目は小品集を一曲と『リーズの結婚』っていう全幕バレエ(全二幕かな!?)。勉強会でも全幕をやるのか、と驚いたけれど、とうとうゲネプロ(直前リハーサル)がやってきた。明かりの点いている中(先生の顔が見えて本番以上に緊張する)踊ったのだけど笑えなくて、あんまり良い出来ではないまま本番を迎えたのだ・・!いよいよ会場が開き、開演の時間が近づいてきた。何番目だったか、とにかく私の踊る一曲前の子供達が終わったとたんに『あーヤバイかも。』と思い始めたが、もう遅い。幸い視力の悪い私はじっと暗闇を見つめても誰の顔も見えなかったため、あまり緊張しなかったし、なんとなく笑顔で踊ることが出来たため、最後のポーズで『良かった』と思いながら袖に退場して言ったのである。緊張というよりもつま先伸びてたっけ?とか次はニワトリの役とフルートのソリストだから頑張ろう、という気持ちのほうが強くてなんだかあっけなかった。一度休憩に入ってジュニアの楽屋から降りてきて、大人たちの楽屋を見に行ったりしていた。が、先生やゲストのピリピリした表情を見て「あぁっ今は本番だから、もっと気を引き締めてしっかり踊ろう」とスイッチを入れられて、そのまま本番は一応いつも通りに踊ることができ、とても嬉しかった。
緊張した出来事その二は・・・ズバリ去年のわくわくランドだ。わくわくランドっていうのはグループや個人個人での自由な学芸会的な行事で、毎年二月に行われている。その時は「プラムクリークの土手での影絵」をやった。五人でやったためナレーターとOHP、ローラとお母さん、と言う風に台詞をかけもちしている人がいて一人休むと大変な騒ぎになるほど忙しかった。なっなんと一人、しかも影絵を動かす子が休んでしまって、全員で仕事を分担するだけで大騒ぎになったほどだ。教室の前や後ろ、校舎中を行ったり来たり。あの時は仕切ったりするのが上手な子がメンバーの1人だったからまだ良かったけど、緊張しまくって言葉を間違えそうになってしまった・・・が、言いかけた言葉を飲み込んで一生懸命フォローした。それに誰も「あれっ」や「違うよ!」とか言わなかったので安心して続けられたのだった。ヒヤッとした一瞬だったけどその後はシャキッとやれて、いつの間にか緊張した空気もなくなり、まるで『何かが起こってからは用心している』というようだった。
緊張することは悪いことではない。良くもないよ、といっているそこの君!緊張と上手く仲間になっていけばそんなに被害もないし(間違えとか)、逆にこのドキドキ感がたまらないんだよね〜なんて思える様になるかもしれない。気分的なスイッチにもなってくれるという良い事も有るんだから、緊張感を楽しんでみようよ。人にとって緊張は真面目にやる意思を持ち、自覚するための大切な一時(ん?)なのだと思った。私はこれから人生の中でまだまだ体験すると思う緊張とかドキドキすることを味わい、大いに活用していきたい。
『やった~!緊張してる★』(書き出しの結び)

   講評   jun

 内容も字数も立派です。70分でここまで仕上げるとはすばらしいの一言! 森リンでの採点も高得点が出ていますね。

<第一段落>
 書き出しの工夫をしながら、具体的な場面を例に挙げ、「緊張」というものの良い面について考えることができました。くろーばーさんが書いているように、「緊張」とうまくつき合うことができれば、「緊張」は自分の背中を押してくれる協力な武器になりますよね。
<第二段落>
 バレエの勉強会について、くろーばーさんの気持ちの変化がわかるように書いていくことができました。緊張感とうまくつき合いながら見事に踊り終えた満足感が伝わってきます。
<第三段落>
 前の話として「わくわくランド」の影絵のことを書くことができました。このときは相当緊張したようですね。ヒヤッとした一瞬の後は、シャキッと気持ちが切り替わったわけですね。シャキッと集中すると緊張感もうすれていきますね。
<第四段落>
 「緊張」というものを前向きにとらえようとしている姿勢に好感が持てます。明るい結びが印象的でとてもいいですよ。

▲段落が変わるところは、書き出しにスペースを入れてね。
                             

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