創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   節分   えれむ

節分

えれむ 植松郁哉
 「鬼はーそと、福はーうち。」
うちでは、毎年節分に豆まきをしている。うちはマンションなのですこしやりにくい。今年は自分たちでふとまきを作ってみんなで食べた。豆をまくのは悪いことが起こらないようにするためだけれど、ふとまきを食べるのは、なぜだろう?
 今年の節分も昨年の節分も豆まきをするとき歳の数だけ豆を食べると良いことがある。と言われているけれど、僕は30個ぐらい食べてしまった。うちで飼っている2匹の犬は2才と9才なのにまるで永遠に食べ続けるようないきおいで食べていた。しまいには、2才の犬のほうは低い机から豆の入ったさらをとろうとしていたがとどかなかったので前足でたぐりよせて食べていたところをみた。その後せきこんでいたので。それだけ食べればせきこんでもおかしくないな。と思った。豆まきのときに使う豆はべつに年の数の倍数を食べたりしても悪いことはおこらないのだろうか?と思った。
 前に保育園で豆まきをしたとき、鬼に変装した先生が出てきて、
「悪いことをしている子はだれだー。」
と言いながら一人の子をつかまえた。そのときはみんなで力いっぱい豆をなげたことを覚えている。今考えてみると鬼の役をやっていた先生は大変だったろうな。と思います。
 節分は何年も前からあったのにこの行事がまだ続いているなんてすごいな。と思いました。最近、豆をまく意味もわからずやっている人がいる。僕はできればその行事の意味を知って楽しみたい。今年の節分も犬が豆を食べたり、ふとまきを食べたり、楽しい節分になった。次はふとまきを食べる意味を調べてみたいと思う。来年はいろいろ節分について調べてもっと楽しい・おもしろい節分にしたい。

   講評   haruru

 今年の節分の様子を説明しながら、節分に行うことについて疑問を持ったことを作文にできましたね。確かにマンションでは豆をまくにもお隣や階下の家の方に気を使わなくてはならないので、パーッと派手にまきにくいよね。(^^; 
 第一段落は植松家の節分の様子を説明できていました。まずこの段落で豆まきと太巻きを食べたことを書いておいて、第二段落の今年の豆まきの様子に上手くつなげてありました。第三段落も保育園での豆まきのエピソードをうまく書けていましたよ。
 第一段落から第三段落の内容をふまえて第四段落では、節分についての疑問点や、これからどうしたいかをはっきり書けていて良かったと思います。
 一つもったいないのは、ほとんどの部分が常体で書かれているのに、最後の方で「思います」といった常体では無い文体になってしまっているので、今後は作文を書き終えた後に必ず「見直す」という作業をしましょう。
 また、余談ですが去年テレビで「太巻きをその年の恵方を向いて丸かじりするのは、もともと関西の風習らしいです。」と言っていた気がします。でも、関西でそのようにするのは一体どうしてなんだろうね。もし、いつか知る機会があったら是非先生に教えてください!(^^)/


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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