創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   節分とは?   まーたん

「鬼はー外!福はー内!」
2月3日は、学校でも家でも豆まきをした。豆まきは、とっても楽しい。でも、豆をまいてしまうのは少しもったいないような気がする時がある。お豆は美味しいし、そのお豆をまいてしまうという事は、捨ててしまうようなものではないか!と思ったりする。豆まきをする時は、絶対に鬼の役にはなりたくない。だって、豆を当てられると痛いし、どちらかというと、豆をまくほうが楽しいと思う。豆を投げる時、一般の人が言う言葉は「鬼はー外!福はー内!」だ。けれども鬼を神様という神社では、「鬼はー内!福はー内!」と言うらしい。どこか変わっているけれど、面白いなあ・・・と思った。
 私の学校では、クラスごとに豆まきをした。豆まきといっても、鬼を決めたりはせずに遊び感覚で豆を投げた。だから、豆の投げ合い?のようなものと言った方が良いかもしれない。ほとんどの人が、先生に向かって豆を投げていた。先生の髪の毛、洋服、靴の中などには、たくさんの豆や豆のカスなどがくっついていたり、入っていた。まるで、ゴミ箱にもぐった人のように、汚かった。私は心の中で、先生も大変だなあ・・・と思っていた。それから、自分の家では、母に向かって豆を弟と2人で投げた。母は鬼のお面をかぶっていた。私と弟で豆を投げると、すぐに逃げてしまった。だから、たくさん豆が残ってしまった。私達3人は、年の数ではなく、食べたい分豆を食べた。他にも節分だから!という事で、南南東に向かって、『恵方巻』を何も言わないで食べた。そして、食べながら願い事を叶えた。そうすると、願いが叶うと言われているのだ。3人で横に並び、何も言わないで恵方巻を食べていると、だんだん笑えてきた。でも、笑いをこらえて何も言わないで食べ、願い事を叶えた。私が叶えた願い事は、「中学校でも楽しく過ごせて、何事も成功しますように!」だ。私は、本当に叶うといいな、と思っている。
 自分の体験談だけではつまらないので、節分について、調べてみる事にした。節分とは、「季節の分かれ目」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日にそれぞれあったそうで、今では重要な立春の前日のめが残っているらしい。立春は今でいう「元日」のような意味で、1年の始まりを表すそうだ。その前日の節分はつまり大晦日ということになり、1年の邪気を払う風習の中に豆まきがあるそうだ。穀物や果物には邪気をはらう霊力があると考えられ、豆の持つ霊力で鬼を追っ払い、福を呼ぶのだそうだ。また、年の数だけ豆を食べると、1年間安全で、健康に暮らせるそうだ。だから、今度からは、豆は年の数だけ食べるようにしよう!と思った。
 節分というのは、私達人間にとって、本当の春より1足早くおとずれる大切な行事だ。節分の事について詳しくはあまり知らなかったので、調べてみて、良かったと思った。あんなに小さな豆でも、すごい力があるという事がわかった。これからも、豆をまいて、邪気を追っぱらおう!と思った。そして、1年間安全で、健康に過ごしたいと思った。豆のおかげで、安全に、健康に暮らせるならば、1つぶの豆も大切にしようと思った。
「鬼はー外!福はー内!」
来年も、再来年も、今年と同じように、楽しく豆まきををやって、安全に、そして健康に、すごしたいな・・・と思った。

   講評   kira

 まーたん、こんにちは。うまい! 節分をこれほどハッピーに素適に紹介できる人はいないよ。たとえば、外国からの交換留学生にはぜひ読ませたいね。
 食べ物をまくなんて、本当は日本の習慣にはないだろうね。ばちあたりな気がします。でも、これは季節の変わり目に邪気を追い払う為なのですね。
 最近は、衛生面を考えて落花生(からつき)をまくところも多いようです。だんだん簡素化しますが、ぜひ鬼の役は無くならないでほしいね。
 恵方巻きも、もともとは関西の風習だそうですが、あっというまに全国区になりました。だまってがぶがぶ食べる事で、「鬼に金棒」の強運を得るんだね。
 季節の変わり目に、少しだけはやく備えをするのが、暮らしの知恵なんだね。私たちもまだまだ寒いこの時期に、春の気配を感じて一歩早くスタートします。
 まーたんの中学生活もきっとすてきな幕開けになりますね。

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