低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
人は休憩することが必要だ。 ☆マリー☆
無名性の名において大衆を善導しようと声高に説いている論述と、一人一人の新聞人が生きている現実ズレを、そのまま出してくれるような紙面にあまりお目にかからないからであろうか。経済記事はおみくじのようなもの、政治・社会に至っては、小屋掛け芝居のようなもので、読み手たる私はぶらぶら散歩して夜店をひやかす客のような存在である。ということになると一番楽しく、ぴったりしているのはやはり広告欄という名の夜店通りかもしれない。コラムの方から得られる情報の方に生々とした関心をよぶものが多いというのは、情報の活性化の面でちょっと気にとめておく必要のある事実かもしれない。行間や余白といったものにもっと目をむけるべきだ。
その理由は第一に、行間や余白のように一見役に立たないものが重要な役割を果たしていることがあるからだ。私はいつも、毎週土曜日にくる中学生新聞を読んでいる。やはり、一番初めに目につくのは、マンガだ。私はどっちかというとマンガのほうが好きなのでつい目がいってしまう。その中で一番気に入っているのは、英語で書いてあるマンガである。楽しく英語を勉強できることはとてもいいと思う。ほかにもニュースの内容のマンガ、いじめに関するマンガ、おもしろマンガの4つある。朝日新聞などは、4コママンガしか余白がないのでおもしろくない。もっと中学生や高校生が読めるように、色をつけてカラフルにしてみたり、いろんな工夫をしてくれないと、なかなか読む気にならない。だからやっぱり余白や行間は大事だと思う。
第二の理由に行間や余白がなかったら疲れてしまうからだ。私は学校の授業でも、ずっと社会だったら社会の内容ばかりガミガミとやっていたら、疲れると思う。私の学校の先生や塾の先生はときどきおもしろい話をしてくれる。例えば、わたしにはよくわからないけど、その先生は、とてもゴジラが好きみたいで、生徒と一緒に盛り上ったりする。やっぱりみんな、好きなことを話すほうがいきいきしている。ときには休憩時間も必要だと思う。データー実例によると、男性、女性ともに、収入増と労働時間短縮のどちらを選ぶかという問いに対し、時間短縮を選ぶ割合が多くなっている。私の父も仕事にいってるので聞いてみるとやはり時間短縮だと言っていた。私はまだ中学生だし、仕事はしたことがないけれど、将来いつかやることになるので、そのときには日本が、余白や行間を考える社会になっていればいいと思う。
確かに中身が充実していることは大切だ。しかし、「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。」という名言もあるように、行間や余白の存在を侮ることはできないと思う。
講評 koni
今回の目標は、「●1200字」でしたが、よくできましたね。
第一段落の要約は、上手にまとめることができましたね。是非の主題も明確にできました。
第二段落では、一つ目の理由と体験実例を挙げることができました。中学生新聞の愛読者として、読者の立場にたった意見を述べることができましたね。自分の体験から出た意見なので、説得力があっていいですね。
第三段落では、二つ目の理由と体験実例、データ実例を挙げることができました。我武者羅に頑張ることはいいことですが、そこに余裕がないと伸びきったゴムのようになってしまいますね。笑いのある楽しい授業風景が目に浮かぶようです。
第四段落では、反対意見の理解と名言の引用をして是非の主題でまとめることができました。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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