国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小学校生活を振り返って パート2   ランラン

 今回は、もうすぐ『卒業』ということで、この6年間について書こうと思う。
 最近、学校では卒業式で歌う曲を決めたり、呼びかけの言葉を決めたりと、だんだん卒業式のことを決める日が多くなってきた。「もうすぐ卒業だな……」と改めて思う。
 私にはいくつかの思い出がある。
 1つ目は、林間学校だ。4年生、はじめての林間学校があった。私の学年は、学校からバスで20分ほどにある所に行った。初めてだったのでとても楽しみだった。その宿泊体験で、1番印象的だったのは、お化け屋敷だ。近くのお化けは林で行なわれた。先生がお化け役。先生たちは、お面をかぶったりして、みんな驚くように準備していた。私たちは班ごとに、5分おきに出発した。近くには、お墓があって少し怖かったが、とてもたのしかった。お化け屋敷が終わったあとに、たまたまお化け役の先生に会った。だから、
「お化け屋敷、怖かったですよ。」
と言うと、先生が
「お化け役の先生もこわかったよ。待ってると、知らない人が肩を叩いてきそうで……。」
と言っていた。「なるほど。」
 5年生の林間学校。この頃から、私はオランダにいた。行った場所はBunnik(ブニック)というところだ。とても、面白い所だった。こういう、宿泊体験の時、やっぱり楽しいのが夜。先生が見回りに来たときは『寝たふり』と、スリル満点だ。実は、5年生の頃は寝る部屋に鍵が付いていて、それでカードゲーム『UNO』をしたり、持参してきたお菓子を食べたりして、夜を過ごしていた。もちろん寝たが……。で、みんなで「寝よう!」と言い合って、ベッドの中に潜ると、ドアをひたすら開ける音が聞こえた。
「ドアの鍵をはずすの忘れたー!」
でも、その時開けに行ったら起きているのがばれる可能性がある。だから、開けずにドアをじっと見ていた。すると、教頭先生が力ずくで開けていた!「スッスゴイ……!」
 6年生の林間学校ではBakkum(バックム)に行った。そこは、海の近くにある。だから、海でスポーツ大会が行なわれた。その日は、太陽がカンカン照り、クリームを塗っていなかったから半袖の袖を境に黒と白にクッキリ分かれていた。びっくりした。
 どの林間学校も面白かった。このおかげで、自然の大切さ、友達の優しさを学ぶことが出来た。
 人間にとって“協力”というのは、人と人の心・気持ちをつないでくれるものだと思う。

   三人寄れば文殊の知恵


   講評   yuu

     

 かなちゃん、こんにちは。
 もうすぐ卒業ですね。小学校での思い出を振り返るかなちゃんの作文を読む日が来ることを何年か前の私は想像もしていませんでした。もちろん、オランダから作文を送ってくれることになろうとは思いもしていませんでしたよ。
 林間学校での思い出の中で、日本で体験したお化け屋敷のお話は、以前作文で書いてくれたことがあったように記憶しています。それからずいぶん時間が過ぎました。今までの作文もかなちゃんの財産なので、これからも大事にしていてくださいね。

 「三人寄れば文殊の知恵」ですね。作文の結論部で書いてくれたお友達との協力という主題にぴったりのことわざだと思います。このことわざを引用する場合は、一人より二人、二人より三人、という設定を作ることが望ましいです。
 みんなで意見や考えを持ち寄り、一人ではできなかった結果を導き出せた体験談が書けると良いですね。

 ことわざ引用の場合、そのことわざの意味をよく知り、ことわざの由来にふさわいい体験談を添えられると良いですね。個人的な体験談で構いません。

   

 卒業式のお話を楽しみにしています!


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