国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自然の道 えたし
三年前までは、さまざまな人や動物の散歩道として利用されていた。この路地で地球のかけらを発見してのではないのではなかったろうか。ハイキングに行けば「緑がいっぱいで気持ちいいわねえ」と喜ぶ人も自分の庭にでてきた雑草は血眼でひきぬく。
ぼくの家の近くにはすこしだけ、コンクリートでほそうされていない道がある。その道はときどき、カエル、コオロギ、トカゲなどがよくみつかる。まえ、いってみると、すこしだけざっそうがはえていた。まるで、小さな小さな森林みたいだと思った。
もし、その道がコンクリートでほそうされたら、胸にぽっかり穴があいたかんじになると思う。コンクリートの道もいいかもしれない。でも自然のままの道もすこしぐらいのこしておいてもいいと思った。
人間にとって自然とは、生きていく上で、必ず必要なものだし、このままきっていくと自然からのしっぺがえしが返ってくると思う。
講評 huzi
このごろの道は、ほとんどがアスファルトでほそうされていますね。でこぼこでつまづいたりしないし、雨の日に水たまりにはまったりすることもないのですが、草や虫を楽しみながら歩くことはできなくなりました。人間は、自分達の暮らしやすさ優先で、どんどん自然を変えていってしまいます。
【要約】は、短くまとまりましたね。全体の目標字数【1200字】から見ると、まだまだよゆうがありますので、遠慮せずに、ぬきだしを加えるなどして、さらに長く書いてみましょう。
【前の話】には、身近な道を取り上げたね。少しだけ、土のままの道が残っているのですね! カエル、コオロギ、とかげ。この道は、生き物にとって大切な家でもあるのですね。雑草が生えているようすを、【まるで、小さな小さな森林みたい】と、表現したのは、緑を見る細やかな目が生きていて、とてもいいですよ。
もう一つ、ほかの道のことも書いてみよう。アスファルトでかためられ、車がビュンビュン行きすぎる、町の中の道。にぎやかなお店がたくさんならんでいる道。家の近くにある道を歩いているときと比べて、どう違うかな? ここをつけたせば、字数もさらに伸びますよ。
結びの【一般化の主題】は、大きくまとめました。人間も自然の一部です。暮らしやすいように自然を整えるときも、このことは忘れたくないですね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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