国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
カは,良くも悪くも ぼんちゃん
カもハエと同じ,二枚ばねの昆虫です。血を吸うカはメスです。そこで,カは,血液を溶かす物質を持っていて,これを混ぜて吸うのです。夏の夜,寝ているところでは気になる羽音ですが,あれは仲間に自分の場所を知らせる音です。
この長文を読んで私が一番すごいなぁと思ったのは,カのオスが命をつなぐものです。
カのオスが食べる(飲む)ものは、樹にたまった水や果物の汁だけなのだそうです。また、もう1つ驚いたことがあります。それは、カのメスが血を吸うのは,自分の為ではないということです。私は,ずっと自分の栄養を取るために吸っているのだと思っていました。しかし,メスが血を吸うのは,卵を発達させる為や,卵がばらばらにならない為に使うのだそうです。私は,(自分の血がカのために役に立っていると思うとやだな)と思いました。
夏の夜にうっとうしいカの羽ばたきの音は,夜の眠りを妨げるだけでなく,昼間も私たちの集中力をきらせます。私も,前にひどい目に会いました。私は,学校で前の晩にカに刺された後をボリボリと掻いていました。そうしたら,先生は私が授業に集中していないと思ったのでした。そして,授業の後私は,先生に呼び出されてしまいました。私は,カのせいだということもできずに怒られたのでした。私は,(カのやつめ。もう二度と家には,入ってくるなぁ。)と心のそこでカを恨みました。
私は,カをなるべく叩くようにしていますが,長文にはかゆくなるのは,「カの体内にある物質がかゆみを引き起こしている」と書いてありました。でも私は,カを叩かないときと叩く時のかゆみは,一緒だと思います。逆に叩かない時の方がかゆいような気がします。もしかしたら,自分の気分の問題かもしれませんが......私の伯母さんは,とても馬鹿のカと出会ったことがります。そのカは,夜中に伯母さんの枕もとを飛んでいました。伯母さんが目覚めた時に,カは枕もとに落ちていたそうです。伯母さんは,振り回していた自分の手があたったと思ったのですが,違いました。カは,血の吸いすぎで落ちていたのでした。その話を聞いて私は,呆れてしまいました。でも,同時にカから学ばしてもらいました。それは,人間もカも,みなやりすぎはダメだたいうことです。
講評 kirara
先生は、どうやらカにさされやすい体質(? )のようです。だからカは大嫌い。世の中、役に立たないものはないといいますが、カはいなくなってもいいような気がします・・・。
<<こうせい>>ポイントをつかんで、しっかり抜き出せました。
<<だいざい>>カにさされたせいで授業中に怒られてしまったなんて、災難でしたね。また、おばさんが出会ったまぬけなカの話もおもしろいです。そこから「人間もカもやりすぎはだめ」という結論をみちびきだしたところもうまいですね。ユーモアもたっぷりです。
<<ひょうげん>>ぼんちゃんのユーモアセンスで、たとえも入れておくともっとよくなったかもしれません。ただ、説明をするための「です・ます」はたくさん入っていていいですね。
<<しゅだい>>二つとも、とてもよく書けています。一つ目は内容的にすばらしい。二つ目は、そのあとの「心のそこで・・・」という表現がうまいです。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |