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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉の曖昧さ   えてよ

 科学は記述から始まる。現象をコトバで記述する。コトバの共通了解について、深く考えたのは、スイスの言語学者のソシュール(一八五七〜一九一三)である。ソシュールはまず、コトバの表記はいい加減であると言う。我々はそれを適当に切り取って、コトバで言い当てようとする。コトバが同じなのでコミュニケーションができるのではなく、コミュニケーションができるので、コトバが同じであるかのように錯覚されるに違いない。言葉は正確に使うことが大切だ。
 理由は第一に曖昧な言葉では時に誤解をまねくからだ。友達などと話をしていても、言葉が曖昧だったり、その言葉でもとらえ方によって意味が違ったりして話が繋がらない時がだ。だから友達などと話す時は曖昧な言葉はなるだけ使わずになるべく正しい日本語使うべきだと思う。これは日本人独特の曖昧さから来ているのかもしれない。
 理由第二に正確な言葉使いならいろんな人からの共通理解がくえら得るからだ。データによると現在日本では一日に、二百冊もの本が出版されている。この事からどれだけ人がコミュ二ケーションで言葉に頼っているかがよく分かる。
 確かに言葉が曖昧な時の方がふさわしい時もある。しかし「すべてに効く薬は、何にも、たいして効かない。」という言葉があるように言葉が正しい方が誤解を招きにくいのだ。


   講評   jun

<第一段落>
 要約はうまくまとめましたね。最後の一文は、自分の意見であることがはっきりわかるように書きましょう。
<第二段落>
 曖昧な言葉を使うと誤解を招くからという理由を挙げることができました。特に、日本人は、断定的な言い方をせずに曖昧な言葉を使うことが多いと言えるでしょう。実例は、実際に誤解を招いてしまったことなど、出来事を具体的に書けるといいですよ。
<第三段落>
 第二の理由にはデータ実例を挙げることができました。データ実例を挙げるだけではなく、このデータから読み取れることを書いたところもいいですよ。
<第四段落>
 名言と結論との関係をもう少しくわしく説明できるとよかったですね。意味の広い、曖昧な言葉よりも断定的な言葉を使う方が誤解を招きにくいということですね。
                              

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