創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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      バレンタインデー              ブラックベーダ

 「バレンタインデー」とはみんなの知っているとおり2月14日にあるチョコレートを女の人が男の人にあげる日のことである。そのバレンタインデーはじまりはあまりよく分からないが聖バレンタインデーという人の記念の日らしい。しかもこのバレンタインデーは全ての国で同じことをしている。
 日本には色々な記念の日がある。私の考えだと12月24日はイエス・キリストの誕生日の前の日のことを言う。この日は世界共通の記念日である。この記念日ににている記念日が日本にある。それは天皇の誕生日である。日本と外国ではにている記念日が多い。
 海の日は日本独特の記念日である。海洋国日本の繁栄を願う日として定められた記念日である。この記念日は日本にしかない記念日である。
 日本には日本にしかない記念日もある。外国にはその外国にしかない記念日もある。日本はその外国にしかない独特の記念日をみならわないといけないと思う。そして外国は日本にしかない立派な記念日をまねしてほしい。国事にそれぞれ変わった記念日を持つのは良いことであり、その記念日をまねするのも良いことである。他にもにたような物では、前に聞いた話だがある会社が良い商品をつくったらすぐに似たものを発売すると聞いたことがある。
 まねするのとは違い、外国の文化に基づいた記念日をまったく取り入れようとしない国はどうなるのだろう、と考えてみると、こんなことではまるで鎖国をしているような物である。外国の記念日のような物を取り入れようとしない国は、先入観がまったくない国である。自分の国の文化だけしか取り入れようとしない国は時代に取り残されてしまう。普段の生活でも道を歩いているときに前だけを見ていたら横から来るかもしれない車にはねられてしまう。スポーツでも昔に教えてもらったことをするのではなく、今教えられていることをし先入観をよくするのがスポーツの成功への第一歩だと思う。今まで強くなったスポーツ選手のほとんどは先入観を大切にしていたのだと思う。
 けれど他の国のやっていることの全てを取り入れ、その国独自の文化を捨ててしまうことはいけないことである。スポーツでも「あの人のやっていることは良いんだ」と思いそしてまねするまでは良いことだが、全てをまねをすることはその人が持っている良い部分の「個性」が失われてしまう。そして突然変わってしまうようなことはよく失敗しやすい。「鵜のまねをするカラス」なってしまう。
 まねをすることには短所と長所の両方がある。まねをすることでその国が栄えたりやっているスポーツが上手くなったりする。しかしまねばっかりしていると、その国独自の個性やスポーツの個性などを奪ってしまうことがある。
 その国独自の祝日や個性は人間にとって大切な物である。その国だけの祝日だけではなく、世界共通の祝日バレンタインデー(書き出しの結び)等も世界の人と友好を深めるには良い日である。

   講評   nara

 「真似をする」ということはよくないことと思われているけれど、必ずしもそうではなさそうだね。何でも真似をすることから始まって、そのことへの理解が深まる。また、深まった理解の先に、新しいものの創造が生まれることもあるだろうね。一方で、自分たち固有のもの(例えば日本文化とか)に対して、改めてよさを発見することもありそうだ。バレンタインやクリスマスのような外国の文化を真似してみることは、相手のためにも自分のためにもプラスになるのだね。
 「けれど……」という反対意見もよくまとめてある。「○○かぶれ」という言い方をすることがあるけれど、よそのものが全て上位で、自分たちが古くから持っているものを下位だと思ってしまう人がいる。まさに、自分がもっているよい部分の個性まで、失ってしまう行為だね。
 「先入観」という言葉の意味をもう一度確認しておこう。一般的には、「思い込み・あらかじめそうと決め付けること」という意味で使われていて、どちらかというとマイナスの意味で使われるよ。「先入観を大切にする」という言い方はあまり一般的ではない。もちろん、あえてそういう使い方をすることもあるだろうけれど、今回のブラックベーダ君の場合は、そうではないみたい。
 「聖バレンタインデー」という人がいたのではなくて、「バレンタイン」さんに対して、敬意を払っているのが「聖」、「デー」は「……の日」という意味ね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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