国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
私の大切なもの クー子
「みんな大好き!!」
私の宝物は私の友達、全員です。学校の友達、塾の友達、など、さまざまな友達がいます。ほとんどが一緒にいて楽しいことばかりですが、たまに友達のことが嫌いになることがあります。それはけんかをしたときです。だいたいは意見のくいちがいからはじまります。例えば
私「この間の〜は〜なんだよ。」
と私が言うと友達は
友達「違う!!これは〜だった。」
という具合に口げんかが、はじまります。それはまるで二頭のライオンが獲物を奪いあっているようです。
「○○なんて大嫌い・・・。」
そのあと、しばらくはおたがいに口をききません。でも家に帰ってよく考えてみるとさっきは言い過ぎたなと後悔します。
それから何日かたつとおたがいに、
「この間は言い過ぎた・・・ごめんね。でも、○○が〜って言っていたのも嫌だったんだ。」
「こちらこそ言い過ぎてごめんね。」
と言って仲直りします。このときの気持ちは言葉では言い表せないぐらい嬉しいです。
その次の日から私は何事も無かったように友達と話したり、遊んだりします。
友達は一緒にいて楽しいだけではありません。私にとって悲しいことがあったときもなぐさめてくれ、そして
「大丈夫。」
と声をかけてくれます。私はこのとき、友達は大切だなと感じます。
前に西遊記というドラマをみたときに
「親のことは何度でも裏切ってもいいけど、仲間(友達)のことは決して裏切ってはならない。」
というようなセリフがありました。親のことを何度も裏切ってはいけませんが、私もその言葉のいう通り、友達のことは裏切ってはいけないと思います。
私がこの作文を書いて分かったことは人間は一人では生きていけない。つまり、仲間(友達)がいなくては生きてはいけないということが分かりました。
私はこれからも今まで以上に友達を大切にしていきたいです。
「みんな大好き!!」(書き出しの結び)
講評 miri
<構成(こうせい)>お友だちとの楽しい毎日を想像させるような元気いっぱいのじょうずな書き出しと結びです。全体の流れにもぴったりあっていてじょうずです。
<題材(だいざい)>ケンカしてしまったことを題材に書くことで、ただ仲良しのようすを書くよりずっと深い内容になりますね。また、西遊記からの引用がたいへん効果的です。
<表現(ひょうげん)>うまいたとえですねー!すばらしいです。
<主題(しゅだい)>わかったことがしっかりと書けました。またいろいろな箇所に思ったことが書かれていて、どっしりと重みのある充実した作品ができました。
もし、前に言葉の森に来ていた頃の作品を見ることができたら、くらべてみるとよいですね。きっと心の成長に驚くのではないかな?
どの項目もていねいに取り組んですてきな作品に仕上がっていますね。よくできました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |