創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   新聞 メリット・デメリット   雪女

 新聞というものをまるで読まないと言い切っている人がいる。そうかと思うと、朝手洗いで新刊書の広告を読むのが最大の楽しみだという人もいる。新聞は毎日たつ縁日であるから、やはりそこには、日常生活の時間の流れと異なった、さまざまな偶然の介入があった方がよい。だから、あえて大胆なことを言わせてもらえば、一年に一回か二回は、新聞休刊日の代わりに、公募して素人に編集をまかせる日とか、政治面、学芸、芸能、広告といった区別を全く取り去った日があってもいいはずではないかと思われる。私は、新聞を読まない人が増えてきていることについて、書く側にも責任があると思う。
 第一に、新聞は量が多いからである。私は、新聞をあまり読まない。我が家がとっている新聞は、1日分30ページ位。30ページ!あの細かい文字がぎっしり詰まったページが30もあるのだ!私の場合、(特に興味のないページは)ページを開いただけで、うんざりしてしまう。(もっとも、興味のあるページは、喜んで読むが。)また、たいていのニュースならば、テレビで済む。また、テレビのほうが、何かが起きたときに、すぐに情報を発信することができ、それをキャッチすることができる。そういう点で、新聞には魅力が少ないのだ。
 第二に、新聞は魅力的な外見ではないからである。新聞はほとんどのページが白黒である。表紙、テレビ欄・全面広告などはともかく他のページは、写真まで白黒である。そこまで白黒だと、読むほうも、困ってしまう。せめて、文字じゃない、写真や資料は、カラーにしてくれるとありがたいのだが・・・・・・。また、サイズ的にもどうかと思う。はっきり言ってしまうと、新聞は大きい。大きいから、広げて読みやすくするのが大変である。とはいっても、全員が全員読まないわけではない。2003年10月の、日本新聞協会意識調査では、「94.5%が新聞読む」とのこと。そして、「読むのは1日26分」だという。26分ということは、きっとこの94.5%の人のほとんどが、自分の興味のあるところだけを読んでそれで終わりにしてしまっているのだろう。私もそういうタイプの人だ。読むのはたいてい投稿欄。これは、読者からの投稿だから、いろんな意見が読める。そして、中には、 キラリ と光る一文が入っていることもある。こちらのほうが読みやすいのである。
確かに、新聞は毎日刷るものだから今のもので限界なのかもしれない。また、中身が充実していることも大切だし、詳しいところまで分かったり、何度も読み返すこともできる。しかし、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、新聞も、そんな感じである。だから私は、新聞を読まない人が増えてきていることについて、書く側にも責任があると思った。

   講評   takeko


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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