創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   グツグツ   えきう

「お鍋だ!」
一週間の中で一番豪華な夕食です。平日は献立が決まっていなくて、土曜か日曜に鍋をします。ほとんど、“ちゃんこ鍋”です。でも、時々“アレンジ鍋”をします。アレンジ鍋とはだし汁をアレンジした鍋です。例えば、味噌を入れて“味噌鍋”といった感じです。今まで食べたアレンジ鍋の中で一番美味しかった鍋は、“豆乳入り鍋”です。
その鍋は、だし汁に豆乳を入れます。私は豆乳のみだと飲めないけど、豆乳入り鍋なら食べられます。
(題材:前の話・聞いた話)お父さんが、鍋にするプレートを持ってきました。お母さんも、だし汁が入っている袋を切っています。お父さんがプレートを机に置くと、お母さんが切った袋の中に入っているだし汁をその中に流しました。そして、お父さんがプレートの温度を上げます。まずは、蓋を閉めて五分。早く煮えるからです。五分たって蓋を開けたら、美味しそうなだし汁が鍋から微笑えみます。それを見ただけで、よだれが出てきます。
「あれっ、何で豆乳を入れるの?」
お父さんが豆乳を入れました。
「今日は豆乳入り鍋だよ。」
そう答えながら豆乳を入れて蓋を閉め、また五分。今度は、野菜や肉などをどっさり入れます。ふたを閉めました。お次は、豆腐の登場です。豆腐に付いている豆乳がだし汁の豆乳と混ざって、湯葉ができました。今にもよだれが出てきそうです。でも、またふたを閉めました。お父さんが、
「お皿だして。」
と私を呼びました。私は、すぐにお皿を差し出しました。グツグツと煮えて、何となく白い野菜や肉が(表現:たとえ・色々な言った)まるで貴族が食べるごちそうのような味に見えます。匂いをかいでいました。その匂いも、(題材:たとえ・色々な言った)まるで天国にいるみたいでした。さて、お味のほうは?私はお箸で野菜や肉をつかんで“フゥー”と息を吹きかけました。口の中に入れます。
「ヒー!!」
まるで飛んでいくような味は、口の中でとろける豆腐と豆乳の味がしみた野菜と滑らかな豆乳汁のコクが効いていました。しかし妹は、豆腐しか食べません。だから、後からうどんを入れるのです。私がおかわりしようとした時には、うどんを入れてふたを閉められてしまいました。うどんは三分ぐらいが食べごろです。
「パカッ」
ふたを開けると、くにゃくにゃになったうどんが顔を出しています。目的は妹のためなのに、私が主に食べていました。
「おいしいね。」
お母さんが話しかけました。
「最高。」
私が答えました。私は、こんなに美味しい物も分からないで残す妹がかわいそうに思えました。私とお母さんは、大量の残飯を一気に食べました。他の二人は、テレビを見ていたり、遊んだりしていました。
(主題:自分だけが思ったこと) こんな高価なご馳走を食べて、今私は幸せです。こんなご馳走を食べられるのは、お父さんがいてくれるからです。だからお父さんに感謝しなければならないと思いました。

   講評   kiri



 こんにちは。長い作文だったけど、がんばって清書ができました。
 家族でかこむ、おいしいおなべのあたたかさが伝わってくる作品でした。
 休みの日のおなべは、ふだんは料理に参加しないお父さんも参加して、たのしいね。

  もう三月。今学期最後の月です。がんばりましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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