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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   宝物とは、、、、   天才剣士

宝物とは、、、、
僕の宝物は、たくさんあるといつも思っていたけれど、いざ、「では、それはなんですか?」と聞かれると具体的な例は思いつかない。これはたぶん身の回りのほぼすべてのものが宝物だからだと思う。よく考えてみると身の回りのほとんどのものにはそれを持っている人の色々な思い出などがあると思う。小さい頃から使っていたものなどは特にそうだ。また、それらは、持ち主からみればそれが新品だった頃に対して、多少汚れていてもすごく良いものだと思う。たとえば何かの製品として作られた物も誰かが買い、その人が使っていくうちに、その人にとって一つしかない大切な物へとなっていくと思う。
自分の思ったことだけではなんなので母にも聞いてみた。母は多分家族と答えるだろうと思っていたが案の定そうだった。ありきたりな答えではあるが、案外親というものはそうなのではないかとも思った。毎日家族のためにごはんを作ったりしているのだからそうであってもおかしくはない。父はそういわれてもぱっと出てこないと言っていた。やはり、身の回りのもののほとんどが宝物であるからかもしれないと思ったので聞いてみると「一つには絞れない」といっていた。たぶん、宝物とは、何かの物をさすのではなく、その物と一緒にすごした時間やその物にこめられた思いなどがそうなのではないかと思う。なぜなら、物は自分が手にする前はそれに対して何の思い入れもないものだと思う。しかしそれを使っていくうちに苦労したことや、喜んだことなどがそのまま物に対する思いになっていくのだと思う。「住めば都」ということわざがある。これは、住み慣れれば、どんな土地でも都同然に住み心地がよくなるという意味だが、ものも同じで、いわば「持てば宝」なのである。つまり、身の回りのものはほぼ全て宝物なのだと思う。

   講評   siro

 2.2週で書いた「私の宝物」にまとめの文を加えたことで、かなりよくなりましたね。「住めば都」という諺を「持てば宝」に結びつけたのはお見事! 何でも慣れ親しむと愛着がわくものです。「宝物とは……」という題名の答えが、この「持てば宝」なのですね。

△一般化の主題について
 【一般化の主題】とは、「人」「人間」「日本人」などを主語にして文を作ることです。この項目を使うと、例えば「人間とは、何でも長く使っているうちに愛着がわき、『大切だ』と思えるようになる。」という文になります。来週もう一度説明しますね。
△書き出しや、段落の初めはスペースを空ける、について
私の宝物は○○だ。その宝物は、三年生のときに買ってもらった。買ってもらったとき、とてもうれしかった。
母に、宝物は何かと聞いてみた。
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 私の宝物は○○だ。その宝物は、三年生のときに買ってもらった。買ってもらったとき、とてもうれしかった。
 母に、宝物は何かと聞いてみた。

 と書きます。分からない場合は、電話指導で聞いてくださいね。


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