国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   よ〜い『パン』   小海まこと

 「位置に着いて、よ〜い『パン』。」
校長先生のかけ声とともに、ぼくたちは、スタートした。みんなは、トラック1周したあたりで、もうへとへとになっている。外に出た。
「速いなぁ〜。」
ぼくはもう4、5人追いこしていた。
 1,2年の折り返し地点に来た。そのころには、もう何人も追いこしていた。だが、その分疲れていた。ぼくはこの時20位くらいだった。1,2年のコースは、1.5キロメートルで、折り返すのだが、1,2年のころは、ここまで来るのに一苦労だったのに、「こんなに近かったっけ〜。」と思った。この時のぼくは、1位との差が、60メートルぐらいもひきはなされていた。
 今の所、前を走るのは2人で、その2人との差は、どんどんちぢまってゆく。
折り返し地点で、1人はこしたのだが、もう1人がなかなかぬけない。「とうとうぬいたー。」と思った時には、お母さんが応援している校門の所まで来ていた。「ガンバレー!」とお母さんたちの応援を受けながら、もくもくとゴールへ近づいてゆく、そして、「ゴール!」やっとはしりきったー。
 ぼくは5、6年生の中で、12位だった。
 数日前、新聞にものっていた、知人の花屋さんに、「マラソン大会がある」と話をしてみると、「最後まで、力をふりしぼってがんばること、それと、練習をずうっとつづけること。」このおじさんは、10数年間毎朝4時半に起きて、20キロメートル走り続けている。(それで新聞に出た。)ぼくは、ずばり、「断続は力なり」だなーと思った。このおじさんの言うとおり、やはり、努力しなければ,マラソンは、速くならないなとわかった。
 ぼくのお父さんの会社にも、大学時代マラソンばかりやっていて、箱根駅伝にも出たという人が入社してきたので、
「どうしたら速く走れますか? マラソンのこつを教えて下さい。」
とたのんでみると、やはりこの人も、
「とにかく練習をたくさんして、がんばって走って。がんばれ!」
と教えてくれた。これを聞いてぼくもたくさん練習をした。そして、去年よりも速く走ることができた。くるしいけれども、ゴールをふむしゅん間のきもちは、なんともいえない。ぼくの身近にこんなにたくさんマラソンを好きな人がいたとは、知らなかった。
「位置に着いて、よ〜い『パン』。」
また来年も、このしゅんかんが楽しみだ。
 

   講評   hota

 今回も、なかなか早く清書を送ってくれましたね。点数も、68点。体験を書く「テーマ作文」だと、感想文よりは少し点数が低くなる(感想文の方が、難しい言葉を使うことが多くなるからです)のが普通なので、5年生でこれくらいの点数はいいんじゃないかな。(たぶん、もう少し漢字を使っておけば、72点くらいになったかな?)
 この回は、いろいろな「聞いた話」が入って、なかなかよかったね。来週の進級テストもがんばって、しっかり合格しておこう。まことくんならだいじょうぶだと思いますが。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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