国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   島の法則   えせそ

 島に隔離された動物に見られる、このような体のサイズの変化の方向性が、「島の法則」と呼ばれるものだ。熱は表面からどんどん逃げていくから、体温を一定に保とうとおもったら、小さい動物は、体重あたりにして、大きいものよりずっとたくさん食べて熱をつくりださねばならない。だからこそ、捕食者のいない環境に置かれると、大きいものは小さく、小さいものは大きくなって
ほ乳類として無理のないサイズにもどっていくーこれが島の法則のひとつの解釈である。しかしこれらの大思想は、人間が取り組んで幸福に感ずる思考の範囲をはるかにこえてしまっているのかもしれない。日本よりさらに小さな島にいて大思想持たないしあわせと、いくばくかの劣等感とを、日々あじわっている。
 学校などが集中している都会では小さな動物が野生で住んでいる。しかし、田舎など都会から外へ出ると大きな動物が住んでいる。これこそ「島の法則」。たとえば、クワガタを見る。都会や学校などでは小クワガタというクワガタが見つかる。しかし、田舎など都会から外に出ると逆にオオクワガタというクワガタがいるのだ。まさに、「島の法則」だ。
 「島の法則」のようにゾウやネズミは大陸と島それぞれ別れて住んだ。しかし、島のゾウやネズミは見たこともない。ゾウが小さくなる、ネズミが大きくなることはこの話を聞くまで知らなく、寝耳に水であった。すべて、大きさが変わることは、天敵に関係するのだということがわかった。人間の「島の法則」は
 「自分の上の人も、そのまた上の人も、そのまた上の人も」。
というような身分の関係なのだということがわかった。

   講評   kan

 「島の法則」という興味深いことについて書かれていましたが楽しく読むことができましたか? 難しい内容であることは間違いありませんが何回も何回も繰り返し読むことによって内容を把握することができるはずです。もう少し読み込んでみるといいですね。
 要約部分はちょっと手直しが必要ですね。特に後半部分。筆者の見解が伝わりにくくなってしまいました。
 似た話として身近なところでの「島の法則」を探し出してくれました。田舎のクワガタは捕食者がいないので大きいというわけかな? となると都会の捕食者はほかならぬ人間ということでしょうか? もう少し詳しい解説が欲しいです。 
★この文は意味がとらえにくいですね。どうかな?確認してみましょう。

学校などが集中している都会では小さな動物が野生で住んでいる。

 もう一つの似た話では人間の「島の法則」について触れてくれました。長文では人間も動物と同じく、大陸に住んでいると大物が出てくるが、日本のような島国ではちんまりとした平均レベルの人間が多いということを述べていますね。身分の関係というと少しずれてきてしまうような気がします。長文をもう一度読んでみよう。
 寝耳に水ということわざを引用してくれたのはとてもよいね。これからもどんどんチャレンジしてみてね!

   


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