創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
社会のルールを知るには ビーバー
すでに三歳ごろからみとめられたことではあるが、低学年ではとくに「何なにごっこ」がさかんになる。ゲームとは、あそびの一種にすぎないとはいえ、この種のあそび活動を通して社会的ルールを守ること、そのために他人と協力すること、つまり倫理の基本的訓練が行われるのに注目しよう。さらに、あそびの中で想像性がゆたかに発揮されると、創造的活動にまでつながって行く。子どもの多くが詩人的素質を示すのも、彼らの新鮮な感受性と、奔放な空想力が発達するからであろう。こうした面を発達させるために、学校の国語教育や作文の授業はきわめて大切な役割を持っているにちがいない。(要約)
確かに、子供の遊びから得るものは少なくないと思う。(意見)ぼくは昔、小学校でよく友達と鬼ごっこをやっていた。その時僕はほとんど鬼にされなかった(1・2年の時だけ、3年から増えていった)。でも、鬼にならなかったわけではなく、10回に1回くらいは鬼になっていた。滅多にならない鬼になった時に初めて、鬼になってしまった人の耐えがたく悔しい気持ちが分かってくる。僕の場合、滅多に鬼にならないだけに余計悔しかった覚えがある。このように考えると、ごっこ遊びの一つに含まれる鬼ごっこにも、人間の社会のなかの気持ち一つがリアルに実感されることが分かる。このように、社会の中で将来感じるはずの気持ちを知ることができ、実感することもできる。さらに、その気持ちをどの様に抑えたらよいかも学ぶことができるので、子供の頃によく遊んでおくことは後で言い影響を与えるのでいいことだと思う。(体験)
しかし、早いうちから勉強をしておくことや一生懸命に仕事にはげむことも不可欠なことだと思う。最近よくテレビで、子供は早いうちから勉強させろ(俗に言う英才教育のススメ)、などと放送されている。僕の弟は、遊び過ぎで塾の成績が悪くなり親が怒っている。塾を辞めさせることも決定してしまった。僕の学校の数学の先生も「早いうちに勉強しておかないと頭が固まって勉強の内容が入らなくなる。」と言っているし、僕自信も頭が固まってきてだんだん記憶が鈍くなっているような気がする。「こぶとりじいさん」という昔話もあるように、踊りをやって慣れて次から鬼に歓迎を受けるようになったのと、やっていないと酷い目にあうのでは、感じ方の格が違う。この話に象徴される様に、色々と早くにやっておいて慣れておくことはとても重要なことだと思う。
遊びから社会経験をつむのも、勉強をして社会を学ぶことも、どちらも大切なことである。しかし、「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」という言葉に表されるように、子供の頃に、その時できることは何でもやっておくことが大切だと僕は思う。小学校時代鬼ごっこ以外をほとんどやっていなかった自分を少し責めたくなってくるが、今からでもできることはやっておこうと思った。(総合化)
講評 miri
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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