国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   島と大陸   ケーキLove

 島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。島では、大きいものは小さくなり、小さいものは大きくなる。大陸のゾウは巨大な体を支える骨格系にはかなり無理がかかっている。ネズミは、体重の割には体の表面積が大きいので、熱がどんどん逃げていくため、たくさん食べて熱を作り出さなくてはならない。大陸では、捕食者がたくさんいる。だから、ゾウの巨大な体もネズミの小さい体も敵から身を守るために役立つのだ。しかし、捕食者がほとんどいない島では、体を大きくしたり、あるいは小さくしても、ただ体にふたんがかかるだけだ。だから捕食者のいない環境に置かれると、大きいものは小さくなり、小さいものは大きくなるのだ。
 私は学校の勉強で、植物の育ちかたを観察する、ということをやった。植物の成長に必要なもの、水・日光・肥りょうのどれかをぬかしたり、さえぎったりすると、どのように育っていくかを調べるのだ。つまり、植物の育つ環境を変えるということだ。つかうなえは、インゲンマメだ。発芽して、十五センチメートルぐらいに育った物を、三つ用意した。まず、植木ばちに、それぞれ三つのなえを植えかえた。そして、そのうちの一つは、日光のあたるところにおき、水と肥料もあたえた。二つ目は、水と肥料をあたえ、冷ぞう庫に入れて、日光があたらないようにした。そして、最後のなえには、日光をあて、水もあたえて、肥料をふくまない、バーミキュライトという土で育てた。そして、それぞれことなる環境で、二週間育てた。二週間が過ぎた。まず、日光・水・肥料のすべてをあたえたなえは、一番成長が良かった。くきは太く、葉は大きくて、こい緑色をしていた。日光をあて、水もあたえて、肥料だけあたえなかったなえは、葉はこい緑色をしていたが、肥料を入れなかった分、細くて葉も小さかった。日光をあてずに育てたなえは、一番弱わ弱わしく、くきもひょろひょろで、葉の色は黄色だし、せも低かった。私は、同じ種類の生き物でも、育つ環境で、育ち方がちがうということがわかった。
 島国で育った私たちからすると世界の有能な人たちは、とても有能だ。例えば、今回の冬のオリンピックに行った、フィギュアスケートの男子シングルの高橋だいすけのステップは、世界トップレベルといわれるほどうまい。それに、ジャンプも高くとぶ。トリノオリンピックの代表にきめる、NHKはいでは、織田信成をやぶり、日本の男子シングルで、ただ一人の代表となった。しかし、日本の男子シングルでは一番強かった高橋だいすけも、世界のオリンピックでは、八位に終わってしまった。あんなにうまい高橋だいすけよりも、もっとうまい人が、世界に十人もいるのだ。井の中の蛙大海を知らずだ。私はやっぱり大陸の人の「エリート」というのはすごいと思った。
 日本に住んでいる動物は、キツネや犬、ねこなど、大きくもなく小さくもない、ふつうサイズの動物が中心で、大きくても熊ぐらいの大きさだ。しかし、大陸の動物は、キリン、サイ、ライオンなど、とても大きな動物や、またはそれらの敵におそわれないために小さくなったねずみなどだ。私は、大陸の大きさら、そこに住む敵で、体の大きさをかえていくということがわかった。


   講評   kaki

いつも、感想文をがんばっていますね。1段落目の要約に時間がかかると思いますが、これをくりかえししていくと、どんな国語の文章題にも強くなります。言葉の森の5.6年生の長文は、いろんな学校の入試問題をつかっています。その感想文に毎月2回も取り組んでいる麗子ちゃんは、確実に力がついていっています。この努力にはいつも感心しています。この地道な努力は、これから先、きっと麗子ちゃんの「自信」となって返ってくると思います。「ちりも積もれば山となる」、大きな「自信」の山を築いていってくださいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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