国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   古いものか新しいものか   ビーバー

 「ものの気」と書いて、これは「もの」が漂わせているかに見える「気配」のことである。つまりこれは、「もの」についてそれが「もの」であることを、次第に歪曲もしくは変質させてゆくわけであり、それが我々には、どことなく得体の知れない「気配」を漂わせているように見えるのであるが、ここで言う「もったい」も、そうした「もののけ」の亜種にほかならない。「もの」に「もったい」という「もののけ」がついている時、その「もの」が我々に「捨てろ捨てろ」とそそのかすのであり、「もったいない」と言って拾うのは、単にその反動にすぎないのである。(要約)
 確かに、一つの物をずっと大切にしておくことは必要なことだと思う。僕の部屋のペン立てには現在、使っていない赤ペンが5本ほどたまっている。もちろんそんなに使っていない。あとはインク残量のもうほとんど無いに等しい赤ペンが2本入っているくらいだ。このような状態だと、赤ペンがかさばってペン立てから他のペンを取り出しにくくなる。さらに他にも、青ペンの使っていないのが3本、蛍光ペンが壊れたまま放置されているものも含めて7本ほどがたまっている。モノを買いだめ、またはもらったまま放置してためすぎると、僕の部屋にあるペン立てのようにかさばってかなり不便な状態になってしまうし、書いていて自分でもあまりいい印象は無いので、一つのものだけを持っておいて大切に、かつ集中的に使うほうが便利でいいと思う。(体験)
 しかし、いままでの古いものを捨てて新しいものを取り入れることも重要だと思う。前に書いたペンの例でも、無くなった時点で予備を買い忘れていたりするとインク切れで困ってしまう。こうなるとペンの予備が必要になってきてしまう。また、「三匹のこぶた」という昔話のように、一番下の弟の、自分たちにとっては新しいレンガという材質を取り入れて家を作るという発想によって、弟と同じように、どんな災害からも逃れることができるようになった。このような例から、自分の発想とは違う、自分にとっては新鮮な意見を自分の意見に取り入れ、組み立てていくことは大切なことだと思った。
 一つのものをずっと大切にすることも、古いものの変わりに新しいものを取り入れることも、どちらも大切なことである。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という言葉に表されるように、一番大切になってくることは、自分が最終的に満足したかどうかということである。僕もこれから、他の人の意見を取り入れて自分が満足するような自分独自の考えを組み立てたいと思った。(総合化)

   講評   miri


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