低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
頑張る事 ぐみ
頑張る事
グミ
「もう、分かんないよぉ」
明後日は 漢字検定なのにどうしよう。漢字検定とは自分にあわせた級でテストのようなものをして、合格したら賞状が貰える。そして賞状を持ってたら「ああこの人は○級の漢字が書けるのだな」となるお得な物なのだ。ちなみに級は8〜1級まである。しかも文部科学省認定らしい。私は5級あんまりすごくない。けど今年の2月、4級を受けて受かれば晴れて4級、今年の6月に3級を受けて10月に準2級を受ける予定だ。きっかけは母の「やってみたら?」という一言でした。
いつもは4ヶ月ほど勉強をするのだが、今回の4級は8〜10ヶ月も勉強してしまった。念には念を入れてがんばった。2日に1回は不平を言いながら2日に1回やっていた。だけど200点満点だったら携帯というお得があるから諦め切れないのだ。もし落ちたら、なんて言われるまで想い付かなかった。自慢じゃないが、実は一回も落ちたことが私は無い。だから落ちた時の悔しさが8級からやっていてまだ無い。だから母に「一回位落ちた方がいいのよ」っと言われる。私は8〜1級まで1回でクリアという目標があるから落ちたくないのだ。と言うより落ちちゃあいかんのだよ。
《構成》
「はい、これから試験の説明をします。」
もうそんな言葉も耳にはいらない位緊張していた。ちょっとそわそわしながら緊張して手の平に人人人と3回書いていた、手には汗が出ている、隣の人。まるで石の様だった。《表記》
私5回目だったから、さほど緊張はしていなかった。逆にリラックスしていた。
「よーい、初め」
読みは得意だから大丈夫。簡単簡単。アイウエ問題なら大丈夫・・・多分。対義語類義語も平気平気。過去問より簡単。過去問とは過去問題集の略語である。書きも凄く簡単。これで悩む人が居るのかぁ、と嫌味を思いつつ、ぼ〜っとしていた。あと30分暇だなぁ。・・・・・ふゃぁぁぁぁ。
「はい終わりです」
私はふと隣の人が気になった。さっきとは別人の様になっていた。すっきりした感じになっていて、ちょっと、びっくりした感じだった。無理もないだろう。思っていたよりきっと簡単だったに違いない。私は確信した。《題材》
「今日は心臓の仕組みについてやりまーす。やる事わかってますよねー、校庭に出てくださーい。
」
分かってますとも、十分すぎる位に。あれは昨日の事だった。私が帰りの支度をしているときだった。先生が、
「明日は心臓の仕組みの続きをやります。と言う事で、校庭で全員10周走ります。動きやすい服装で来て下さい」
と言う事ってどういう事ですかー、10周じゃなくても良いじゃないですかー。と先生に講義した所、「やるって言ったら、やります!」っと言って聞かなかった。そもそも全員じゃなくともいいと思う。誰かがやればいい。しかし、それは自分勝手過ぎるな、っと思った。現実世界に戻るとやっぱりその考えは間違いじゃ無いんじゃないか・・・。だけど競争じゃないからまだマシだ。競争だったらビリッケツに決まってる。もう走る番だ。やっぱり皆楽々は走っていない。1周目はまだ楽、ちょっとスピードを上げる。2周目、もうだめ〜、3、4、5周目もう足が痛い足が上がらない。6、7、8、9周目もう倒れそうだ。足が引き攣っている。10周目ゴール、もう心臓がバクバクして、今にも破裂しそうだ。肺が酸素を求めている。今にも死にそうな勢いで呼吸している。
もう10周なんてしないぞっと心で誓った。《題材》
頑張ると、頑張った後達成感がでる。しかも頑張る事には終わりが無い。と言うことはずっと頑張って生きていける。人間にとって頑張るとは、心が成長する事な様な気がする。【一般化の主題】
「もう分かんないよぉ」
今日も3級の勉強がんばります!ちなみに4級合格です!《構成》
講評 isimi
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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