国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ゆめの学校   ちょび

「ねえねえ、ももちゃん。学校に本屋さんとかあったらいいよね。」
「うんうん。遊園地とかもあったらいいね。」
「前ね、遊園地でジェットコースターに乗ろうとしたの。でもね、係の人に、背が足りないから乗れませんって言われたんだよ。」
「ふうん。じゃあ、背の高さはどうでもいいことにしよう。」
「うん。」<<だいざい>>
私とももちゃんは、ゆめの学校の話をしていました。
「学校の水ってまずいでしょ。だからじゃぐちをひねったら、コーラとかでてくるの。」  
「でも、コーラで手をあらうのいやじゃない。だから、水、コーラ、水、コーラっていうのがいいじゃん。」
「そうだね。でさ、えい画かんがあるんだよ。いいでしょ。」
「いいねえ。えい画といったら、ポップコーンと、コーラだよ。」もう、ももちゃんと私の話は学校からどんどんとおくへいっていました。
「でさ、おかし屋さんがあって、みんなただで食べられるの。でさ、じゅぎょうにでたくない時は、でなくていいの。先生がその日やったじゅぎょうをノートに書いといてくれるの。いいでしょ。」
「うん。それなら休んでもだいじょうぶだね。」
「あと、ディズニーランドとかあるの。ドアに、山、川、海、ディズニーシー、ディズニーランドって書いてあるの。いいでしょ。それで、その学校の人と家族は、むりょうでとまれるの。」
「じゃあ、町にしよう。」
「うん。」
私とももちゃんの顔は、もうニコニコしています。<<ひょうげん>>
「なんか私たち、考えすぎじゃない。」
「いいよ。考えるだけなんだから。」
「そうだよね。」
私とももちゃんは、いっしょにわらいました。
「もも、おかえり。」
「ただいま。」
もう、ももちゃんの家に着きました。
「バイバイ。」
私はももちゃんとわかれて帰ります。
「本当にそんな学校があったらな。」と、思いました。でも、「そんな学校だったら、頭が悪くなる。」と、思いました。<<しゅだい>>















  

   講評   kan

 こんにちは、ちょびちゃん。今回はお友だちと「こんな学校があったらいいな」というお話をしたことを書いてくれましたね。とっても楽しそう! 先生もなかまにいれてもらいたいけれど、おとなはさんかきんしかな? ひみつのおはなしはやっぱり子どもだけのほうがもりあがりそうですね。
★題名の工夫★作文の内容どおり「ゆめの」ある題名ですよ。どんなことが書いてあるのかなあとワクワクさせられますね。
★たとえ★「ももちゃんと私の話は学校からどんどんとおくへいっていました」とありますが、<まるで〜のよう>という言葉はつかっていませんが比ゆ表現といってりっぱなたとえのひとつですよ。話そのものはとおくへいったりしませんね。話を人に見立てたわけです。正確には「擬人法(ぎじんほう)」といいます。よく詩でつかわれますよ。
★自分だけが思ったこと★思わず笑ってしまいました。こんなゆめの学校がほんとうにあったとしたら「バカになる」と思ってしまったのですね。たしかにそうかも!?勉強をしないで遊んでばかりになるか、それともいいきぶんてんかんになって勉強もいっしょうけんめいにやるか、そのどちらかかなあ?

前に学校の帰り道の作文を書いてくれましたが、そのとき同様、とてもいきいきした楽しい作文になりました。よく思い出すことができましたね。ちょびちゃんは日常生活の中にもキラキラ光る作文の種をみつけることができるのですね。すばらしいことですよ。
    
 
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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