国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日405 合計55965
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   社会性とは勉強とチャレンジ精神   シーラカンス

 「さようなら。」「さようならッ!」
小学校の終わりの会で解放感に満ちた、あるいは寂しさを感じるような声をあげて子供達は帰っていく。そんななか、親が帰ってこれずに学童保育に預けられる生徒もいる。学童の通学路は私の通学路と同じであったため、学童の友達とはよく話して帰ったし実際に学童にも行った。ところで、小学校低学年の女の子の大半は、童話とかを読んだり、静かに折り紙を折ったりするものである。(高学年になると私の場合は、女子>私っていう感じであったが《笑》)一方で、小学校の男子はどうなのかというと、自分の経験からして、外で元気よく遊ぶのが鉄則で雨の日も体育館で遊んでいたと思う。そんな腕白な少年が多かったなんていうのは通過してきた男どもよ、さぞ理解できるであろう! このように学び方には二種類あり、それを経験しながら成長していくのだと私は思う。
 「おまえがおにだぞ!」「こっちに来れるもんなら来てみろーッ!」なんて言う鬼ごっこは小学生の間、私はずっとやっていたものかもしれない。こんな遊びを重ねることにより、社会性を身につけることへと繋がっていくのだから大事なことだと思う。さきほどの学童の話にいまでも鮮明に覚えているエピソードがある。小二の放課後、学童に行く3人の同級生と僕で一緒に帰っていた。歩き途中、K君が電信柱の下にある汲み置きの水(こぞんじであろうか?)を見て、その水の入れ物を持ち出した。ペットボトルに入っていたので、キャップを取って我々は蹴飛ばし始めた。水が飛び散ル音はかなり気持ちを揺さぶらせたものが在ったのかもしれない。すると、僕の家の前の曲がり角で、箒を持ったおじさんが「コラッ!なにをしとるんじゃ。」と罵声を浴びた。しかし、苦い経験ではなく面白さと社会性を身につけてくれた遊びに感謝したかった。また、同じ3人組で靴を足で飛ばして向きを競う遊びも流行った。そんななか、ある家のガレージに乗っけて謝った時もあった。遊びから社会性を見出せるといっても過言ではないと思う。
 しかし、社会性の中にも勉強しないと身につかないことの方が世の中には多い。自然的な社会性を身につけて大きくなった人の職業というのは自由な職業につくことが多い。昔話でいえば桃太郎もそうである。桃太郎は力持ちで仲間に対する友情のあるいいヤツである。ならば、現代だったら脳みそはざるであるといってもよかろう。だが桃太郎だけは違うのではないかとすらうかがえる。なぜなら、荒波に揉まれた航海中に頭脳を使って針路を決めたりしなければ鬼が島に着くことは出来ないからだ。また、雉や猿といったお互いに無縁であるものを統率できる能力を持っていたともいえると思う。
 遊びから社会性を得るのと、勉強から社会性を得るのはどちらも大事である。しかし最も大切な事は、社会性を得るということだけではなくて、意図的に身につけるのは勉強だけで、小さい時にこそ様々な社会性を身につけることをすべきである。つまり、チャレンジ精神をもって生活することが大切である。「人間は行動した後悔より行動しなかった後悔の方が深く残る(ギロビッチ)。」という名言にもあるように、チャレンジする心を忘れてはならないと思う。<<総合化>>

   講評   miri


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)