国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   切磋琢磨   すいーとぽてと

 自分の考えが一番だと考えない視野の広さを持つことは大切だ。私は小学校の頃、上下関係などは全くない学校にいた。だから、挨拶は年上の知り合いにも同学年と同じように手を振ったりするだけだった。しかし、中学校に上がったら、いきなり上下関係が出来てしまった。特に、私の入っている部活動は、上下関係が厳しいことで有名だった為、始めの頃は慣れるのが大変だった。一番初めのクラブ説明会では、私はとても緊張していて、正座でずっと固まっていたが、近くにいた子はあまり緊張していない様子で、あぐらをかいて頬杖をついて座っていた。このような行為は、初めだったから許されたが、少し慣れた頃にやっていたら厳しく注意を受けることになってしまう。挨拶も、敬語も、決まりがあって覚えるのに時間がかかった。今はそれが普通になっているが、最初の頃は、何故こんなに厳しいのだろうと思ったりもした。しかし、社会ではルールに従わなければならないことがたくさんあるのだ。決まりがないとけじめがつかなくなってしまうので、決まりごとは大切だと思う。
 しかし、他人はどうあれ自分らしさを掘り下げていくことも大切だ。例えば、昔話の「一寸法師」。この話の主人公、一寸法師は、普通の人の何倍も背が低いが都に出てたくさん勉強をした。そんなに背が低いと、私であれば都に行くのは恥ずかしくて嫌になってしまう。普通は皆そうだと思う。しかし、彼は勉強がしたいという強い思いがあったため、周囲を気にせず都に出ることができたのだと思う。現代社会では、皆周りを気にし過ぎて、それぞれの自分らしさが分からなくなってしまっている。街を歩いていても、同じような服装の人がとても多いため、少し個性的なファッションの人は目立ってしまう。学校でも、同じ文房具を持っている人がたくさんいる為、だれがどれを使っているのかよく分からないことさえあるのだ。皆が似ていると、本当の自分らしさがわからなくなってしまいそうになる。だから、個性は大切にしなければならないと思う。
 自分の考えを一番だと思わない視野の広さを持つことも、自分らしさを掘り下げていくことも、どちらも大切だ。しかし、「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならない。」という名言がある。このように、最も大切なことは、自他両方が同時に高め合っていくことだ。

   講評   kira


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