創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2788 今日667 合計12809
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   発見という事   はっしー

 いまままでのでき上がった科学の理論とか解説とかにこだわりすぎてすべてをそれにのっとって(=基準として従って)考えるという傾向が強すぎると、新しい発展が起こらなくなります。古いものにとらわれず新しい見方をする、あるいは逆転の発想ということばがありますが、そういう考え方をしていると、案外そこから面白い発展がおこるのです。これは科学者でなくても、一般の方々が広く眺めている観察、あるいは考え方からもみな同じ事情が生まれるはずですし、そういう点からも皆さんが日常観察しているものから、新しい科学の目が生まれる、ということも十分ありえることだと思います。そういう意味でも、皆さんの自由な観察力や、考え方から思いついたことをどんどん科学者や科学界にぶつけていきますと、それは皆さんにとって大変楽しいことですし、科学者にとっても楽しいことになるはずです。そして、そこから、思いがけない科学の進歩も生まれるということになりますと、なんともすばらしことであるに違いありません。          
 私にも似た話がある、それは、僕の通っていた塾での出来事だ、その塾ではその時歴史(とくに室町時代前半の出来事だ。)をならっていた。室町時代前半では皆知っての通り足利尊氏が活躍した有名な出来事といえば1333年に鎌倉幕府を滅亡させるなどがある。そのことはおいとくとしよう。その足利尊氏の絵を皆は見たことがあると思うが、その絵はじつは偽物なのだ、偽物といってもただの偽ものではない、この意味での偽物というのは絵が違うということだ、皆がみていたのは足利尊氏ではなくただの武将だったのだ、そんなわけで塾のクラスは騒然としていた。 
 私には聞いた話もある、それは、お母さんが言っていたことで、お母さんがまだ小学生だったころ歴史の授業で、(また歴史関連です。)                  
「日本で一番古かったお金は、和同開珎だよー。」                  
と習っていた。が、その後その和同開珎よりも、古い時代に作られたお金、富本銭が見つかったためにこのために今まで覚えていたことがうそ、になってしまった。      
 私はこの文章を書いて、わかったことがある。それは、永久に、あるいは絶対的に間違っていないもはないということだ。人は、必ず、                  
「変だな?、どうしてこうなるのかな?」 
と思えば新しい発見ができる、なので私は、これから全てを疑いはしないが、疑問の持ったことは自力で考え、答えを出したいと思う。

   講評   jun

 今回も1000字を超えましたね。時間も少し短縮されました。よくがんばったね。

<第一段落>
 長文の大事なところをしっかり抜き出すことができています。わかりやすい要約になりました。文末を常体に直すことができるとなおよかったですよ。「要約」というキーワードを忘れずに。
<第二段落>
 これはぴったりの似た話ですね。足利尊氏の肖像画は、教科書などにもよく載っていますが、本人ではなかったということですね。先生も初耳です。
<第三段落>
 お母さんから聞いた話が書けました。電話でもお話ししましたが、先生も日本でいちばん古いお金は和同開珎としっかり暗記しました。(笑)
<第四段落>
 前向きな結びになりました。与えられた情報をただ信じてしまうのではなく、疑問に思う気持ちや自分で考えようとする気持ちを忘れずにいたいですね。
                             

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)