低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
いってらっしゃ〜い☆ ノンキィ
子供にとって、遊びと勉強はどちらがより大切なのだろう。
私たちが日常生活の中で出会う多くの人との関係を円滑に保っていくためには、やはり相手の立場に立ってみることが外せない要素となってくる。このようなことは、机に向かってどれだけ知識を頭に詰め込んだところで身につくものではないはずだ。つまり遊びは子供にとって最適な、人間らしく生きるための知恵を身につけるものだといえる。
そうはいっても、やはりまだ幼いときから少しずつ基礎学力を蓄積していく必要もある。他人に対する深い友情も愛情もそれを言語化するだけの語彙力や知識がなくては動物と同等だろう。新しい知識を吸収することは私たち人間にとって良い刺激となることに加えて、未来の自分のために欠いてはならないことなのだと思う。毎日歌って暮らしたキリギリスは、音楽に対する高い技術や豊かな感情を身につけた。けれど結果的に厳しい冬をたくましく乗り越えたのは、夏の間に生きるためのものを地道に収集した蟻のほうだった。
これから羽ばたこうとしている子供たちは、遊びと勉強という二つの車輪からなる自転車に乗って、未来への道をひたすらに突っ走っていかなければならない。「多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる」という。つまり、休息と仕事や勉強の類のもの、どちらも同じように尊重せよという教え。自転車は前輪も後輪も同じ大きさでなくては乗り手にとって不都合である。人間として必要な知識と感情が出来るだけたくさん詰まった車輪のついた自転車に乗せて、子供たちを送り出してあげて欲しい。
講評 nara
題名に星付き! 送り出す側の前向きな気持ちの表れかな。
早いもので、ノンキィさんも4月から最上級生。いろいろな意味で、たいへんかつおもしろい学年になりそうだね。作文にもきっといい影響があると思うよ。4月からも楽しく進めていこう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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