国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   初めての料理…仲間の大切さ   えてぬ

「準備ができた班から作って下さい。十時四十分ごろから食べ始めますから時間のことも考えて作って下さい。でもあわてることはありませんよ。」
と先生の声が響き、生徒も
「はい。」
と元気よくこたえ、初めての調理実習、初めての料理作りのソーセージ作りが始まった。
 最初、肉を小さくたたく。これはうまくできてたたくのが気持ちよく、
「気持ちいい。」
とさわぐ人も少なくなかったが、このあとに氷水で冷やしながらボールの中で肉をもむのだが、これがものすごく冷たく、それに季節は冬、ただでさえ寒いのに、まさに泣きっ面にはちが刺すのようだなと思ったのだ。それで
「つめたいよう。」
「もうやりたくないよう。」
とまるで幼稚園児の言うような言葉を言うひとも多く、でも当時は小学三年生である。しかしそれもそのはずあかぎれになる人も多くその日はちょうど、外は曇りの天気でしかも気温は真冬日のゼロ℃。しかもストーブが故障していたから、悪条件に悪条件が重なった、寒い中の寒い日だったのだ。それでもぼくたち生徒は
「こんなことがどうしたぁ。おいしいソーセージを作るんじゃなかったのか。おいしいソーセージをたべるんじゃなかったのか。おいしいソーセージをみんなでたべるんじゃなかったのか。ちがくてもおいしいソーセージを皆で食べようぜ。苦労してつくったのだからきっとおいしいソーセージになるはずだよ。だからがんばって、冷たいのもがまんして、一生けんめい心をこめてつくって、たべようぜ。」
と、クラスで一番大食いの人が言ってそうしたら先生が
「いいこと言ったね。みんなもいっしょにがんばろうよ。」
といった。そしたら生徒の人が
「エイエイオー。」
といってみんな元気をまた出して、ソーセージを作り始めた。でも一難去ってまた一難で、こんどはぶたの腸に肉ととうもろこしを、まるでみずてっぽうのような形で赤と白の色をした肉ずめ機をで肉ずめの作業なのだが、実演をやってくれている人が実演をやっているとき、ぼくたち生徒の人は
「おもしろそぉ。」
‥と言っていたのだが実際やってみると、いきなり「ぶちっ」という音がして
「なんだ。」
とおもってぶたの腸を見てみたら、穴があいていたのだ。まわりの人をみてみると、やっぱりぶたの腸に穴があいている人がおおかったのだ。そして先生が、
「これは子供の手にはおえないな。」
といい、大人の人が、肉ずめして、ゆでてくれてやっと完成。初めての料理は初めての苦労だった。
 前家庭科で食事をしてその栄養はなにをするにも原動力になり生活に不可欠ということを知ったのである。だから毎日食事は欠かせないのである。そしてバランスのよい食生活をしないと、病気になりやすくなったり、太ったりするから、好き嫌いをせずに食べなくてはいけないのである。
 ぼくは、食べ物は好き嫌いをしてはいけないから、蓼食う虫も好き好きとは言ってられぬとぼくは、思うのである。そして何をするにも仲間は大切で必要ということがわかった。
 十時四十分になった。日直がうれしそうにいった。
「みんなでいっしょに、いただきます。」
「いただきます。」

   講評   miri

3月の清書が終わりました。いよいよ出発の時!
                    

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