低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
レオナルド・ダ・ヴィンチ ベッキー
ずっと前にクラスで動物物語を作って本にした。先生が他の本を真似してもいいですよと言っていた。私はある本を真似してみた。でも犬の名前や人の名前は真似してはいない。これも創造なのだ。長文にこのようななことが書かれていた。ただし、それまであったままだと創造にはならないのでほかのものや自分の考えも取り入れていくつもの中から美しいもの、心にうったえるもの、正しく自然を説明できるものを選び出し、世の中の人たちがそれを認めたものが創造だ。私は世の中の人たちがそれを認めるまではいくことは出来ない。この前、習志野市に住んでいる絵本作家に来てもらった。その人は、
「動物物語を作り上げることに、全員が取り組むのには、素晴らしい試みですね。この中から、将来の絵本作家がもしかしたらでてくるかもしれませんね。」
と言っていた。私は将来の夢が違うので絵本作家ではないと思うけれどこのクラスに一人はいると思った。
私が吹奏楽で好きな曲は、『風になりたい』という曲と『明日への扉』という曲だ。この曲の作曲者は忘れてしまったけれど美しく、心にうったえるものだと思う。ブラームスは交響曲一番を二十年かけた。二十年もの間、自分の人生を取り入れた曲だと思う。嫌な時も楽しい時もうれしい時も悲しい時も人生にはこんなこともあるんだよと伝えたかったのだろう。『ローマは一日にしてならず』ということわざがある。ビゼーは、嫌な妻がいて大変な生活をしながらも、曲を作った。妻はパーティーが大好きでしょっちゅう出かけていた。家では、だらしない格好をしながら毎日ダラダラしてちっとも働かなかった。子どもがいるのに全く世話をしてくれないし、せっかくビゼーが作曲した楽譜も捨ててしまうのだった。夫であるビゼーは、朝から晩まで大変だった。なにしろ妻が働かないので妻の分の仕事、子どもの面倒、ピアノの先生、作曲などいろいろ大変だった。子どもをあやしながらピアノの先生をやったり、作曲したりそこまでもした。でも、変な妻がいていいこともあった。『悪妻』という曲ができたことだ。
作曲家のビゼーは周りの環境がとても悪かったけれど環境が悪いからって、すぐにあきらめてはいけない。もし、ビゼーが(もうだめだ。とても無理。できない。)とあきらめて妻といっしょにダラダラし始めたらビゼーの曲は何も無かっただろう。どんなに環境が悪くてもがんばらなくてはいけない、すぐにあきらめてはいけないと分かった。
講評 nara
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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