低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
さようなら、教室、先生 こむぎこ
「おはようございます。」
と、言う挨拶。今日は、5年生最後の日だ。
今日が、5年生最後の日だということで、
うれしいような、さびしいような、変な気
持ちだった。
朝自習の時間から1時間目にかけて、終業
式だった。校長先生や、他の先生から春休みの過ごし方についてお話があった。
終業式が終わって、教室に戻り、担任の先生から、成績表や健康カードなどを受け取っ
て、かじりつくように成績表を見ていた。
そうして色々な事をしているうちに、3時間目になってしまった。その時僕は、
「もう5年生が終わりなんだな。」
と、思った。
思い出のある教室。色々な事があった教室。
たくさん勉強した教室。1年間一緒に過ごした友達。そして、たくさん勉強を教えてくれた先生。いい思い出ができたなと思った。
そして、下校の時間になった。もう、この教室にも、友達にも、先生にも、お別れだ。
もう来年には、6年生だ。最高学年として、
がんばっていこうと思った。
来年から小学校を支える立場になる。低学年にもやさしくできて、信頼してもらえるような、6年生になりたいと思う。
講評 miki
初めてインターネットで、課題作文を送ってきてくれて、本当にありがとうございました。段落もきちんと入っていて、文末も常体(じょうたい)文で、統一されていたので、きびきびしていて、とてもよかったです。
元気な朝のあいさつで始まる作文の書き出しが、とても印象的ですね。 ≪教室に戻り、担任の先生から、成績表や健康カードなどを受け取って、かじりつくように成績表を見ていた≫というたとえの表現に、実感がこもっています。こむぎこ君の緊張感(きんちょうかん)が、強く伝わってきました。
「1年間一緒に過ごした友達。そして、たくさん勉強を教えてくれた先生。いい思い出ができたなと思った。」のあとに、5年生で、いちばん心に残った出来事を具体的(ぐたいてき)に、取り上げてください。そこをくわしく書き加えるとさらにもっとよくなるでしょう。
この4月から、いよいよ、6年生。最高学年ですね。≪低学年にもやさしくできて、信頼してもらえるような、6年生になりたい≫という決意の結びが光っています。あなたのやさしさと、強い責任感がにじみでていますね。
【これからの目標】
インターネットで作文を書き送る場合、自分の書いた文章に、項目が入っていたら、(主題わかったこと)……というふうに、ただし書きのキーワードを必ず付け加えるようにしてくださいね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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