創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
ゴミ セコイア
現在の日本では、モノが大量生産されている。私たちのような普通の人も、いろいろなモノをとても安く手軽に買えるようになった。しかし、そこには問題点がある。それは、ゴミのことである。モノが安く買えるようになったからこそ、モノを捨てることにあまり罪悪感を感じなくなり、ゴミが増えてきているのではないかと思う。もし、このままゴミが増え続けていったら、地球の環境もどんどん悪くなり、最後には人間の住家もゴミでつぶされてしまうのではないか。(笑)(ユーモア表現)私は、そのようなゴミをなるべく出さないように気をつけて生きていきたい。(生き方の主題)
第一の方法としては、ゴミになるようなモノは買わないことだ。(複数の方法一)買っても捨てるモノというのは、はっきり言って、私たちの生活に本当は必要ではないものなのだ。私はつい最近、アメリカから日本に帰ってきた。その時の引越しは本当に大変だったが、それは長時間の間に貯めてきた、いらないモノがたくさんあったからだ。そういうようなモノは、人からもらった旅行のお土産やぬいぐるみ、私たちの小さい頃のおもちゃ、置物などだ。そして、絶対に日本に持って帰る必要なものは、日常生活でいつも使っているおなべやお皿、机やパソコンなどだった。(体験実例)
第二の方法としては、買ったモノはすぐに捨てずに、大事に大事に使うことだ。(複数の方法二)そのモノが傷ついたり、汚れたりしても、すぐそれを捨てるのではなく、直せるなら直して使えばいいと思う。また、少し傷が付いたからと言って、新しいモノを買いなおしていたら、何回買ってもきりがないだろう。
確かに、古いモノを捨て、新しいモノを買うということも大切である。(反対意見への理解)しかし、「問題とは、そこにあるものではなく、自分が作るものである。」という名言もある。(名言の引用)ゴミの問題も私たち人間が作ってしまったものなのである。だから、私はゴミをあまり出さないように気を付けて生きていきたいと思う。(生き方の主題)
講評 unagi
今月から新しい課題になりました。張り切っていきましょう。
<第1段落>大量生産と大量消費を背景としたゴミ問題について簡潔に解説しています。「もし、このままゴミが・・・。」ユーモア表現、お見事です。生き方の主題は「ゴミをなるべく出さないように・・・。」
<第2段落>方法①「買わない」:引越しの際に実感したモノの多さを体験実例として挙げています。いるモノといらないモノの対比が上手く書けました。
<第3段落>方法②「大事に使う」:修理して使うことを方法②として挙げることができました。「何回買ってもきりがない」は、まさに際限なく生み出されるゴミの原因をよく言い表しています。
<第4段落>反対意見への理解「確かに・・・。」名言の使い方も主題とよく合っていますね。
新しい項目、いかがでしたか。どの項目もきっちりとこなしていますね。特にユーモア表現が素晴らしいと思います。今後も積極的に取り入れてみて下さい。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |