国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   始めの一歩   藤山(ふじさん)

 化学文明の発達は、人間の日常から手間をどんどん省く。こうしたことが進化と形容されるかというと、それまで人間が必ず経験しなければならなかった数々の手間を省いてきたからである。しかし、われわれがその生き方をしている限り、やりがいや、生きることの喜びを感じることはできない。私は、やりがいや、生きることの喜びを感じられる人生を送りたい。
 一つ目の方法として、自分で積極的に行動していくことだ。私は、毎日部活に熱心に取り組んできた。だが、春休みの部活が休みの日に私はやることがまったくなかった。その時になって初めてやることがまったくない状況はどれほどつまらないかということを理解した。やりがいや、生きることの喜びを感じられる人生を手に入れるためには自分で取り組めることを見つけなければならない。
 二つ目の方法として、何事も面倒くさがらず一生懸命にやり遂げることだ。とくに、そんなこと別にいいや、という気持ちで物事を投げ出してはいけない。そのことは案外大切なことだったりもする。軽い気持ちでやったことが、実は自分の首を絞めていたらどうしようもない。かつて日本は公害先進国と呼ばれた時代があった。産業の発達を優先するばかりに、環境問題を軽視したためだ。
 確かに、やらなくてもよいことはやらなくてすむほうがよい。しかし、それをやること自体に意味はなくても、物事をやること自体に意義がある。名言にも、「明日の朝が仕事を完成させて持ってきてくれるわけではない。」とある。何事もやらなければ始まらない。だから私は自分から行動できる人生を送りたい。

   講評   inoko

 藤山くん、こんにちは。最近では、生きがいを見つけることができない人が多いと言います。ただ漫然と日々を過ごす。自分の生活に何の変化も向上も求めない。このような生活を自分が送るとしたらどうでしょう? せっかくこの世に生を受けたのですから、より多くのことを経験し、人間として豊かに生きた方が、楽しい人生を送ることができるはずですね。
☆ やりがいや生きる喜びに目を向け、自分の春休みの経験に結びつけたところはいいですね。二つ目の方法では、環境問題を軽視した点を手間を省くこととつなげたのですね。最近の事件の例でも、似た話がありますね。耐震偽造問題は、そのいい例を言えます。最近の事例として挙げてみてもいいでしょう。
化学文明→科学文明


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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