創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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「べつにすてきなものじゃないし」 を読んで コムギコ
くずかごは重んじられていない。あってもなくてもどうでもいいものだ。しかし暮らしの姿勢を作るのは、「何を手に入れないか」といううことだ。大きなくずかごを置けば生活の姿勢が変わってくる。
僕の部屋でもくずかごはある。でも、あるだけで、誰にも重んじられていない。僕の机の上にもいらないものがあったりするが、もったいないと思い、ずっととっておいてしまうことがある。そうすると、どんどん物が増えてしまうことがある。
(だいざい)体験実例)
物は、何でも「山高きがゆえに高からず」だ。見掛けで判断してはいけないと思う。物は、大切にしたほうがいい。くずかごだったら、心の広い友人としておくだけでいいのだ。
ほかのものにしても、近くに心の広い友人として置くのだ。そういうことをするだけで、暮らしの姿勢がしゃんとしてくる。そういうことはいいことだと思った。人間は、物をつかっつて生きている。物を大切にし、物に感謝し、これからも、物とともに、暮らして行こうと思う。物は見掛けでは判断してはいけない。そして、人間は、物とともに、生きているのだ。物は心の日広い友達だ。人間は物を使って生きている。
(主題)わかったこと)
講評 miki
今回の長文は、身近な話題なので、取り組みやすかったようですね。なかなか良い作品に仕上がりました。(^_^)v
【第一段落】 長文の内容をよく理解し、とてもじょうずに要約できました。キーワードの項目を「大きなくずかごを置けば生活の姿勢が変わってくる。」の文章のあとに、(構成 要約)というふうに記入しておきましょう。
【第二段落】コムギコ君は、気前良く、捨てられなくて品物を大切にしているようですね。実は、先生もあなたと同じで、いろんなものをため込んでしまう性質なので、この体験実例に、すごく共感してしまいました。(^^ゞ
【第三段落】「山高きがゆえに貴からず」のことわざ引用が、とても優れて(すぐれて)います。でも、大きなくずかごを心の広い友人としておいておくだけでなく、不要なものを捨てる勇気も、時には、必要なのかもしれません。
★高からず→貴からず
【第四段落】「物を大切にし、物に感謝し、これからも、物とともに、暮らして行こうと思う。」というあなたの考えは、大変立派です。
≪くずかごの大きさはその人の心の大きさに正比例する、すなわち、人間は、必要なものだけで、暮らすべきだ≫というのが、作者の強調したいことがらなので、あと、一言だけつけ加えましょう。「日常生活に最低限必要な」という言葉を補えば(おぎなえば)、いいわけです。
【例】→これからも、日常生活に最低限必要な物とともに……
★物は心の日広い友達だ→物は心の広い友達だ
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