国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
困ったら冷静になろう! うさちゃん
私が小学生の時、川におぼれたことがある。その時私は、「・・・そうだ何も元いた所にもどらなくてもいいんじゃないか。」と気づいた。そして今、怪我をして全く動けないままに、悩んでいた時、ふとあの時の私を見たような気がした。「流されている私に今できる一番いいことをすればいいんだ。」と思った。むしろ動かない体から教えてもらいながら、生活しようという気持ちになった。要約
「近道しようよ。」
私は友達といっしょに公園を出た。何回も行ったことがあるので、たまにはいろんな道で行ってみようと思ったのだ。友達も英語教室まで急いで行くので賛成してくれた。途中まで行って、気持ちよく友達とさようならをした。ところが、
「あれ?こんなお店ここにあったかなぁ。」
辺りを見回すと知らない家がならんでいる。
「迷子になっちゃった。お母さんには『四時半までに帰って来てね。』と言われているのに、どうしよう。」
私は、まるで頭の中が、牛乳をかけられたように真っ白になっていくのが分かった。
とりあえず私は帰れそうな道をたどっていった。でも、行けば、行くほど分からなくなってしまう。その時、私の頭にひらめいたことがあった。
「引き返せばいいんだ。」
なんでこんな簡単のことが分からなかったのだろう。私は、迷子になってまごついた
時間をとりもどすため、超特急で自転車をこぎはじめた。家に帰れる喜びで私の心は高鳴っていた。
川に流されても、迷子になっても、いったん冷静になり、頭を冷やして見方をかえてみれば、どんな大変なことでものりこえられるということが迷子の経験から分かった。
講評 tama
【要約】 さすがうさちゃん! 長文の内容をしっかり理解して、わかりやすくまとめることができました。
【体験実例】 知らない道を通って、迷子になってしまったんだね。一人で心細かったでしょう。困ったときは、簡単なことがなかなか思いつかないことがあるけれど、我に帰ったうさちゃんは「引き返す」といういい方法を考えることができたんだね。無事に帰ることができてよかった!
【たとえ・ダジャレ表現】 ただ「真っ白」というのではなく、「牛乳をかけられた」とたとえたところは、ユーモアたっぷりだね。さりげなくダジャレも効いています(笑)。「高鳴る」といういい表現を使うこともできたね。
「心は高鳴っていた」→「胸は〜」「心臓は」とするほうが自然です。
【わかったこと】 冷静になって見方を変えることでパニックから脱出できることがわかったんだね。どんなピンチにも、必ず解決の糸口があるはず。しっかりと胸に刻んで、どんなときも勇気を持って立ち向かってくださいね。!(^^)!
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