国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
読書とのかかわり えひな
読書の楽しみとは、一人で読めて、設備もなく、道具もなく、簡単にできることであろう。また、体力がなくても読書はできる。だから、幼い子や老人も気やすく読める。本は、安く買えるし、高いものでも公共図書館にあるだろう。読書そのものにどういう種類の楽しみが従うかは、人により、本によって違う。読書の楽しみは、好奇心を広げることでもあり、それは無限である。
私も、読書が楽しいと思ったことがある。最近読んでいる本は、「盗まれた記憶の博物館」という本だ。図書館で借りている本だが、題名と表紙に心をすいよせられた。まるで、本が魔法使いになって私をあやつったみたいだった。すごくおもしろいので毎日ちょっとずつ読んでいる。今まで読んだ本の中で一番気にいっている本は「バッテリー」という本だ。小学校のときにまわりの人が読んでいて読んでみたら、すごくおもしろかった。はやく次の巻がでてほしい。
また、私はテレビが大好きである。ひまがあれば、見ているが母に怒られたりもする。テレビは私の知らない楽しさを発見できて、とても楽しい。あと、音楽も好きだ。心がいやされる音楽やわくわくしてくる音楽など、すべて好きだ。歌は感情がとても移り変わるものであると思う。歌っているほうも聞いているほうも、新しい気持ちになったりすると思う。
読書とは、人間にとって、感情を豊かにしたり、知識を広げていったりする大事なことだと思う。私も、これからたくさんの本を読んでいきたい。
講評 huzi
最近の子どもたちは、あまり本を読まないという意見をよく聞きますが、「言葉の森」の仲間やえひなちゃんは、あてはまらないみたいですね。よい本を読んでいますね。しかも、まわりから与えられたものではなく、自分で探しているうちに「心をすいよせられた」というのが、いいですね。本をたくさん読むと、「どんな本が心をすいよせる価値のある本なのか」、自然にわかってくるようになります。
【要約】は、言うことなし。本の利点をしっかりと述べられました。構成の項目を◎にするためには、要約の段落の終わりに、<<要約>> とただし書きを入れておきましょう。
【体験実例】には、今、夢中になっている本と、人気のある本のことを書けたね。【本が魔法使いになって】という【たとえ】は、本の世界の深いおもしろさを表現できています。
「バッテリー」は人気だね。どういう点がおもしろいのか、知りたいなあ。
3段落目では、テレビや音楽の楽しみにも話題を広げたね。テレビがおもしろいのは、知らなかったことも一瞬のうちに見せてもらえるからだし、歌に心を動かされることもあるね。
むすびは、【一般化の主題】で読書の楽しみを「感情を豊かに」「知識を広げていく」と、他の言葉に置きかえてくわしく示せました。この書きかた、これからもやってみてね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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