国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。 ▶ 国語読解クラスのご案内

昨日3224 今日2117 合計57677□

　　　ミイラを取ってくるなんて・・・　　　さやちゃん


ミイラを取りにいった人が、目的をはたせずに、自分もそこで死んでミイラになってしまうこと。中世から十八世紀のヨーラッパでは、このミイラが＜医薬品＞としてもてはやされた。ミイラは高価な薬品だ。見つけて手に入れると、たくさんお金がもうかる。そのため、ヨーロッパでも日本でも、危険を知りながら「ミイラ取り」にいった人がたくさんいたらしい。
　私は昔、お友だちと遊んだ時に、ほかの二人のお友だちがちがうおもしろそうな遊びをしていたので、いっしょに遊んでいたお友だちに、
「よんできて。」
と言われてよびに行ったら、つい楽しそうなのでいっしょに遊んでしまいました。後で気が付いてお友だちをつれて行ったらお友だちがおこってしまいました。こう言うことを、「ミイラ取りがミイラになる。」と言うんですね。もし私がそんなことをしなかったらみんなとなかよく遊んでいたかなと時々思います。
　私がもしミイラを取りに行くとしたら、こわくて一人では行けないと思います。だけどお母さんや、お父さんといっしょならだいじょうぶだと思います。でも子どもだけだとちょっとこわい（きもちわるい）です。
＜＜表記＞＞

　　　講評　　　huzi

　薬にするために、ミイラを取りにいくなんて、あまり気持ちのいい話ではないですね。それにこの薬、はたしてききめはあるのでしょうか。沙耶ちゃんは飲みたい？
　 【三文ぬき書き】がはじまりました。今回は、ぬき出す文をいっしょに考えましたが、なれてきたら沙耶ちゃんから先生に教えてね。最初・中・終わりから、ひとつずつ。どこを選んだらいいか、よく考えましょう。つなぎかたは、これでいいですよ。よくできました。
　 ミイラを見たことはないけれど、「ミイラ取りがミイラになった」同じようなできごとがあったのですね。呼びに行ったまま帰ってこない沙耶ちゃん、お友だちにしかられてしまったのですね。
　先生も同じようなことをしたことがあるよ。おもしろそうなものがあったら、用事を忘れてそこに行ってしまうのです。大人だというのに、困ったことです。お母さんやお父さんも、同じことがあるかもね。犬の太郎ちゃんは意外に最初の目的を忘れないみたいですね。
【たとえ】は、次の感想文には必ず使いましょう。
　【心の中で思ったこと】は、ミイラ取りの話にもどって、「もし……」とそうぞうしたことを書けました。思ったことをどのように書けばいいかまよったら、「もし、わたしが」と、登場する人になって考えてみると、アイデアがうかびます。覚えておくといいですよ。