創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   時間の利用   すいーとぽてと

 人々が時間に追われるようになったのは時計が発明されてからといわれる。考えてみれば太古の昔から、人々は太陽や星の運行にともなって時が過ぎゆくことを実感していた。しかし、時は自分の上を流れゆくものであって、時間によって自らの行動を律しようとは思わなかったであろう。もう一つの理由は、テレビ画面の隅に時刻が表示されるようになったことである。いつ頃からこうしたことが行われるようになったのか良く分からないが、分刻みで表示される時間に追い立てられて、会社や学校に出かける人が大多数ではなかろうか。能率的、効率的でない時間の使い方のできるチャンスをいかにして確保するかが、多くの日本人の課題だ。私は、時間に縛られずに生きて生きたい。
 そのための方法としては第一に、物事に熱中してみることだ。私は、物事に熱中して時間を忘れてしまうことがよくある。例えば、パソコンのインターネットだ。インターネットは、使い方を誤ると色々な問題が出てきてしまう。しかし、好きな芸能人の情報等、知りたいことが簡単に調べられてとても便利だ。特に、土曜日は次の日学校がないために時間を気にせずできるので、気がつくと次の日になっていることも少なくない。また勉強も、なかなか実現できないが、このくらい熱中してできれば、成績がぐんと上がると思う。だから、何事にも熱中することは大切だ。
 第二の方法としては、ゆとりを持って生活することだ。私は、毎朝学校に行く準備を三十分位で急いで済ませるが、時間に全く余裕がない。だから、友達と待ち合わせている電車に乗るために家から駅まで猛ダッシュで走る。よくこけそうになるが、一度だけ本当に派手に転んだ経験がある。そのとき私は一瞬宙に浮き、両膝と手を怪我した。また、通学鞄に入っていた定期入れを落とし、駅の公衆電話で親に探してもらうよう頼んだが、結局見つからなかった。その日はたまたま財布に千円札が入っていたのでそれを使い、急いで電車に乗り込んだ。電車で私は周りの乗客にじろじろ見られていたが、一人とても優しいおじいさんが乗っていて、絆創膏をくださった。学校についたら、珍しくクラスは静かで、皆必死に勉強していた。どうしたのかと思ったら、その日はテストの日だったのだ。怪我でシャープペンを握るのが痛く、答案が書きづらかったが、そんなことは言っていられなかった。その後、私は定期入れをチャーム付きに変えた。これで転んでも定期入れが飛ぶことはないだろう。それから二ヶ月くらい経ち、私が使用していない駅から連絡があり、定期入れと定期券が届いた。しかし、もう転ぶのは嫌なので、何事にも余裕を持って生活できるようになりたい。
 確かに、規則正しい生活も大切だ。しかし、「時間を作る第一の方法は、急ぐことではなく、どこに時間を使うか考えることである。」という名言がある。このように、私は時間に縛られずに、時間を上手く使えるような生き方をしたい。

   講評   kira


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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