創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
かまきりになった私 ピプリー
「構成」「主題」(書き出しの工夫)
「新しく開店したデパートに行こうか?」
と、お母さんが私のほうを向きました。
「行く、行くー。」
と、私が飛び上がりました。春休みに来ていたいとこと私とお姉ちゃんとお母さんで行きました。
行ってみたら、服や靴や食器ばかりでおしゃれにきょうみのない私はつまりませんでした。だから、
「お母さん靴を見ているから、地下で待っていて。」
と、お母さんにたのまれると、そのとおりにしました。いとことお姉ちゃんと私で地下に行きました。地下は食品売り場になっていて、試食がいっぱいありました。ケーキや桜茶、つけものなどいろいろありました。だけど、すてきなステーキはありませんでした。その地下で、私が初めて食べるありました。つくだにやさんに行くとつくだにがいっぱいありました。その中には、私が育てていたイナゴがありました。私は思わず、
「あっ、イナゴだ。」
と、さけんでしまいました。
「どれどれ。」
と、お姉ちゃんが来ました。
「あっ、本当だ。」
と、いとこが大きく目を開きました。
「前、史帆、イナゴを育てていたんだぁ。」
と、いとこに話していると、
「食べてみる?」
と、つくだにやさんの男の人に聞かれました。
「いいんですか?」
と、私とお姉ちゃんがどうじにびっくりしました。
「はい、どうぞ。」
と、男の人はわたしてくれました。試食品に出ていなかったのにくれてうれしかったです。
先に食べたのはお姉ちゃんです。
「おいしいー、カリカリしていて。」
と、にこにこしていました。その勇気をもらって、私もイナゴを腹から食べてみました。色が茶色くてカリカリしていました。
「カリカリしている。」
と、私もにこにこしました。
「ありがとうございました。」
と、私はお礼をもちろんお店の人に伝えました。
「いやー、こんなサービスしてくれたの私たちだけだよ、運がよかった。」
と、私に思い出が一つ増えました。
お母さんが、やっと地下に来て、私が、
「お母さん、つくだにやさんに行ってみたらねぇ、試食に出ていないのにイナゴのつくだにをくれたよ。シャリシャリしていてエビのつくだにみたいだった。私、カマキリになった気分。」
と、うれしい試食のことを話しました。
「よかったねぇ。イナゴいいなごちそうしてほしかったな。」
と、お母さんがダジャレを言った後、
「でも、本当は気持ち悪いから食べたくないなあ、遠りょしておく。」
とウインクしました。
「あっ、つくだに豆知しき知ってる?イナゴのつくだには長野県でよく作られるんだって。後、茨城県はね、霞ヶ浦があって、海もあって、エビやワカサギやゴリのつくだにがよくつくられるんだって。」
と、お母さんははりきって言いました。
「そんなの知らなかった。」
と、私はびっくりしながら家に帰りました。
私はイナゴを食べる前はイナゴの見かけが茶色くてぶにゅぶにゅしていて気持ち悪かったけど、食べてみたらおいしくてびっくりしました。だから、勇気を出してちょうせんしてみることも大切なんじゃないかと思いました。いとこは、食べなかったけど、食べてみたらおいしかったから、食べればよかったのに、と思いました。ハチの子といってハチの幼虫のからいりしたものが、あるそうです。今度は、ハチの子を食べてみたいと思います。
講評 yuta
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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