国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日1917 合計57477
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   読書の楽しみは   おのの

 まず、「読書の楽しみは一人できる楽しみです。」という文章についてどういう意味であるのかを考えてみた。この文章のあとに、「碁を打つには相手がいる。野球を楽しむには自分の他に少なくとも十七人の賛同者が必要でしょう。そういう楽しみは、いつでもどこでも、というわけにはゆきません。」などと書いてある。つまり読書の場合、「設備も要らず、どこかに出かけるにも及ばず、相手と相談もせず、気の向くままににいつでもどこでもできます。」とあるように、個人だけでのみこめられていつでもやることができる物なので、一人でできる楽しみなのである。
 この文章の後に「しかも、当方の体力とはほとんど関係がない。」とある。年齢、体力に関係なく誰何時いつでも読めるということであると思う。そしてカネはかからず公共図書館にもある。「こんなに安くて便利な楽しみを知らぬ人がいるとすれば、その気の毒な人に同情しなければなりません。」まさにそうである。今の世の中ここまで便利かつ平和で楽しくになっているのに知らないなんて少しかわいそうだと思うという程である。
 最後の方に「本を沢山読むということは、日本語を沢山読むということであり、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということもあるでしょう。」という文章がある。読んでいくうちに日本語を使うのがだんだんうまくなっていき、やっていくうちに表現の多様性とその美しさ、魅力というものを知るということなのかと考えた。
 自分自身あまり本を沢山読む方ではないが、ハリーポッターの本が好きである。本と実際の映像では少々ちがうところがある。僕は映像を見てから本を読む。実際に、最初に本を読むということをしたことがある。イメージするのに少々時間がかかり、すらすら読めないので、僕にとってあまり楽しくはない。しかし、映像を見てからの方がイメージがしやすくとても本が楽しく読める。読んでて思ったのが、本を読んでいると文字をしっかりと読み書きできると感じた。なぜかというと国語力が本を読むことによって養われるからだと思ったからだ。
 最後に、人間にとって読書とは日本語上手く使えるようにする一つの訓練のようなことであると思う。なぜかというと小学生時代に塾でも言われてきていたからである。いきなり難しい問題は解けないから、まずは基礎なことからレベルを順々に上げていくことが大切だと思う。読書はまさに日本語を上手く使えるようにする訓練の基礎にあたると思う。

   講評   hira

いきなり難しい課題でしたが、長文にかじりついて書ききりましたね。立派です。長文の内容はハッと驚かされるというより、「そういわれてみればそうだ」と読書の特質を確認できるものだったのではないでしょうか。
構成 ● 要約
自分で重要だと思えるポイントが書き抜けました。
題材 ● 体験実例 ( 自分らしい体験実例を書く)
ハリーポッターを実例に挙げて、映像と読書の関係について自分らしい体験が書けました。一方で「本を読んでも映像を見ない」という人もいます。なぜなら、自分のイメージが壊れるからだそうです。(笑)逆の意見も考えてみるとおもしろいし、同じ感想、意見を書いても作文に深みが出ます。ちょっと意識してみるといいよ。
主題 ● 一般化の主題 (…は人間にとって…である)
今回も自分の経験に基づく、主題が書けています。いいよ!

※次回は「少年の頃の桜は」の感想文です。読んでおいてね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)