低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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私の集めている物は… ベッキー
「ジャラジャラ」私は入れ物を開けて王冠を出し、遊んでいる。
バッジや王冠やプチスーパーシリーズはただ好きで集めている。プチスーパーシリーズとはスーパーに売っている色々な物を小さくしたものだ。もちろんそれは食べられない。そして、色々な種類がある。バッジは買ったりもらったり交換したり拾ったりする。王冠はジュースやお酒を買ったり道を歩いていると拾ったりもらったりする。プチスーパーシリーズは買ってためる物だ。この三つの集めている物は全て買ったりもらったり拾ったり交換したりするものだ。物を集めるということは楽しいことだ。普通の楽しさとどこが違うかというと物を集める楽しさは楽しさの中に手に入れたといううれしさがある。
ポイント、金銀エンゼルは集めると何かいいものがもらえるのだ。私はそれが欲しいから集めている。ポイントとは、マルエツの中にあるゲームセンターの色々な機械の中に、例えばユーフォーキャッチャーの中にあるポイントやその他の機械にもポイントを取るところがある。そのポイントを三十ポイント集めるととてもいい賞品がもらえる。私は今二十ポイント持っている。金銀エンゼルはチョコボールを買って箱のくちばしのところに運が良かったら金のエンゼルか銀のエンゼルがついている。金のエンゼルなら一枚、銀のエンゼルなら五枚必要だ。コレを応募すると必ずキョロ缶がもらえる。中身は応募してみないと分からない。私はまだ銀のエンゼル一枚しか持っていない。母は財布の中に色々な店のカードを持っていて、ポイントを集めると店の商品が割引になるのだ。人間は者を集めるのが好きだから、それを利用して買わせようとしている。そして会社はお金を集めている。
父はプチスーパーシリーズの神話シリーズを集めていた。私と一緒に協力し合って集めていた。集めている時はものすごく楽しかった。全種類そろった頃はとても嬉しかった。でもある日、急に見向きもしなくなった。まるで流行が変わったようだ。
私と父は集めるのが楽しかっただけだったのだ。
人間にとって物を集めるということは自分で苦労して集めるというのがものすごく楽しくて嬉しい事である。
集めることは目的がないけれど集めること自体が楽しいのだ。
講評 nara
いろいろなものを集めているけれど、プチスーパーシリーズのように、ある日、急に見向きもしなくなるということがあるね。「何を集めるか」ということだけでなく、「集める」という行為そのものが楽しいというまとめはうまいなぁ。
なぜ、こういうまとめを導くことができたのか? 何か一つのものについてだけ説明をするのではなく、「いろいろなものを集めている」ということや、お父さんお母さんの話を入れることで、「集める」ということの共通点が見つけやすくなったのだと思うよ。
今回の作文には、鋭い表現や指摘がいくつもある。「楽しさの中に手を入れるうれしさ」はおもしろい説明だね。何が入っているかはわからないけれど、大きな大きな袋があって、その中に手を入れているようなイメージかな。「人間は物を集めるのが好き」という性質を、会社(企業)がうまく利用しているというのは、鋭いなぁ。先生も、おまけDVDを全種類そろえるために、お菓子を何箱も買ったよ。「そして会社はお金を集めている。」というところも、「会社とは何か」という点を短い言葉でピシッと説明できているね。
今回の作文は、大人っぽい仕上がりになっていると思うよ。一般化がうまくなってきたからだね!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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