低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   カエルつっておもしろい   みかん

「チュンチュン」
すずめが鳴いた。まるでおもしろいことがあるかのように。
「ジリジリジリリ」
と目覚まし時計が鳴った。もう一回寝ようと思ったのにと、ぶつくさ言いながら、階段をおりて行くと、お母さんがいつもと同じように朝ごはんを作っていた。私はストーブの前で、牛のようにもたもたと洋服に着替えていると、テレビの時計が七時三十分を指していた。私たちの学校は今日始業式なので、大急ぎでご飯を食べ家を出た。すると、家の前の道路に、変な物体が死んでいた。それはカエルの死体だった。しかし、そのカエルが生きているのか死んでいるのか分からなかったので、近くに落ちていた小石を拾ってカエルに向かって投げてみると、
「ポトッ」
と小石。
「ゲロッ」
とカエル。
「みごと命中」
と私。と言い終わって、カエルが私の方を見て、
「ゲロゲロゲロ」
と言って、草むらの方へ逃げて行ってしまった。私は心の中でアハハハと笑っていたけど、その一方で、逃げちゃった、とも思っていた。笑うのが終わって、何か忘れているような、何だっけ?少し歩いて大変な事に気がついた。今日終業式だ!ピューと走って学校へ行くと、ぎりぎり間に合った。危ない危ないと思いながらもカエルの事を思い出すと、また笑えてくる。人にいじわるをするのはためらうけれど、カエルにいじわるをするのは平気だった。なんでだろう?と思いながら、新しい学年になった。何かおもしろいことをして、新しい学年になるのはちょっと変だけど、意外と気持ちが良かった。
「アハハハハ」

   講評   hamura

 みかんさんらしい、文章に独特の雰囲気のある、すてきな作文でした。与えられた課題から、自分の見聞きしたことを思い起こし、今のできごとのように再現しながら物語ることができます。
 5月も楽しい作文を送って下さいね。
                 
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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