国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人間には脳みそがある!!   いうや

 折り紙から3分の2の4分の3をきりとるときに、多くの人が、直接折って切り取ろうとする。計算して切り取れば、簡単に2分の1でできるのに、人は経験を生かし、外の世界にある道具を上手く使って求められている答えを引き出しているのだ。つまり人間は、その場の状況を最大限に利用するにはどうしたらいいかが苦労せずにわかる適応力を目指したいのである。人間は、その場の適応力を育てるべきである。
 そのための方法は第一に、クイズなどに挑戦することだ。今日、書店には多くのクイズの本が売られ、テレビでも多くのクイズ番組が放映されているが、たいていのクイズでは突然条件が与えられ、それを基に解いていく。自分の知っている常識が全く役に立たなかったり、現実ではありえなかったりすることも出てくる。僕もよく試してみるが、現実離れがひどいものもある。つまり暗記という能力よりも、場の適応力や思考力が試されるのである。身近なもので力を付けられるのだ。
 その方法は第二に、読書、特に冒険物の書物を読んでみることだ。冒険の物語は、例えば無人島に漂流したり、例えば大航海に出て海賊と戦ったりと普段の生活には縁のないことが殆どだ。その中では、いつも通りの考え方では解決できるものは少なく、また生死にも直接関わってくる。そこで、登場人物たちは、頭をフル回転させ、危機を乗り越えていくのである。そして、大きく成長するのである。
 確かに知識がなければ普段生活はできない。しかし人間は、歩く辞書ではなく、考える葦である。毎日の生活も、その場にあるものを材料として考えることによって、より快適になり、多くのものを頭の中で使って考えることによって心の世界が広がるのだ。だから僕は、人間は適応力を高めるべきだと思う。

   講評   huzi

 学校で教えられたとおりに生きていれば、有能な人として自分の能力を発揮できるかというと、そうではない。その場に応じた応用をするためには、自分で考える姿勢が必要ですね。ところが、実際には、自分で考える以前にしなければならない課題や覚えなければならない知識が山積み……ではないでしょうか。適応力を身につける。言葉で書くのは簡単ですが、実際には難しいですね。
  【方法】は、身近で具体的なものを選んだね。適応力という大きな課題に対して自分のできることは何か。等身大の意見を書けたのもひとつの適応力といってもいいでしょう(笑)。たしかに、クイズ的思考は役に立つね。私たちは正面から考えているばかりでは解決しないということを、クイズによって学びます。冒険談からは、あきらめないことや勇気を出すことを教えられるでしょう。
 ほかに考えられる【方法】としては、人が挑戦しない方法を試してみる・失敗をおそれない・よく観察する・自然と触れ合い、好奇心を養うなどがありそうです。
 2段落目と3段落目は、できればどちらかを大きな(社会的な)視点の【方法】で書くといいです。
 まとめかたは、申し分なし。最後の段落まで勢いを落とさずに書けました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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