国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   数年前森林関係の研究所に(感)   天才剣士

森林関係の研究所に勤めていた研究員のところにある村の村長が話しをしにきて自分の村に生えているヒノキを一番高く売る方法をたずねたという。そしてその研究員は色々と調べ。表札にして売るのが一番いいということがわかりそれを伝えたところ、村長はきわめて不愉快そうな顔をした。村長はヒノキの木が柱になった後も堂々と家を支えている姿を想像していたのだろう。木の商品価値を高める方法と木が本来持っている価値を生かすことは必ずしも一致しない。それは製材の過程でも表れることで国産材をひく工場と輸入材をひく工場ではスギやヒノキなどの国産材をひく工場ではどこにのこぎりをあてるかで木目などが変わるので職人の勘や経験が頼りになる。しかし輸入材は木目がそろっていたりして単純な作業なので機械などでやることが多く自動化が進んでいる。木を単なる商品にしてしまわないためには、それに携わる人の職人的な腕が生きていなければならない。確かに木は切られた後商品として流れていく。しかし、その流れの中に木の特性をいかしていく大工の腕があるうちは人間は木の文化の中で生きていくことができる。
ある村の村長がヒノキを表札にすると高く売れると聞いたときに不愉快そうな顔をしたのはまさしく木の文化の中にある日本人ならではのものだと思う。もちろん高く売る方法を聞いておきながら表札ではいやだと言うのはおかしな話だが、僕はそれでも木の文化を大切にするのは良いことだと思う。

   講評   siro

 電話指導はお休みでしたが、きちんと作文を提出することができましたね。課題文を通して、日本の木の文化について考えることができました。できるだけ木に傷をいれることなく、木本来のよさを活かそうとするのはよいことですね。それが必ずしも大衆受けする商品になるとは言えないところが残念ですが、木の文化を守ることによって得られることも多いはず。そういった背景をもとに「木の文化を大切にするのは良いことだ」という最後の文を膨らませてみましょう。なぜ木の文化は大切にすべきか、大切にするとどのようなよいことがあるのか、具体的に書いてみましょう。心の安らぎ、自然への感謝の気持ちの芽生えなどが書けそうです。まとめ方としては、「確かに木の文化を守るには職人の確保などの問題がある。しかし〜」という文を入れるとよいですね。

▲七行目:国産材をひく工場と輸入材をひく工場ではスギやヒノキなどの→国産材をひく工場と輸入材をひく工場では異なる。スギやヒノキなどの


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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