国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間にとって言葉とは・・・   怪盗ホームズ

 言葉とは人間が伝え合うための大切な手段である。これがないと色々な事をすることが出来ない。例えば電話を使って話すことや、ラジオを聴くことができない。でも、そんな色々な表現が出来る言葉でも表現できないことがある。例えば枝を離れた花びらが地面に達するまでの間の状態を表わす言葉などがそれだ。こんな言葉などはどうやって表現するのかが分からない。「漂う」という表現もあるがちょっと違うし「降りる」でもない。このように言葉では表現できない事がたくさんあるのだ。
 これと似た体験が僕にもある。まず、山に登ったときのことだ。すごく疲れたので、
「ハァハァハァもう疲れた。」と、何回も思いながら山を登った。心臓がバクバクとまるで太鼓の音のように響いている。ついに頂上に着いて、景色を眺めた時、
「あー、きれいだなー・・・。」としか思わなかった。よっぽど疲れていたのもあるのだろうが、きれいという気持ちが言葉で表わせなかった。
 もう一つの体験は、レストランに行った時のことだ。美味しそうな料理が運ばれてきて食べてみても、たまに
「どこどこが美味しい。」と、言い表わせないときがある。(まぁそれはかなりお腹が減っていてとにかく食べているという時の事だが・・・。《笑》)他には、
「あの人とは遊びたくない。」とか、思うことがあるけれど
「どうして遊びたくないの?」と聞かれても答えられないことがある。
  今までの体験から、言葉では表わせない色々な気持や現象などがあるということが分かった。それらは、きっと表わせないのじゃなくて、
「表現できないほどきれい。」などの、言い表すことが出来ないほど素晴らしいのではないかと僕は考える。これらのことから、人間にとって言葉とは、色々な事が伝え合える生活必需品だと言えると僕は思う。これからも言葉は人々の間で色々な物事を伝えていくだろう。

   講評   tama

【要約】 長文の主旨をよくとらえています。自分なりにまとめるのはとてもいいことですが、書かれていないこと(電話・ラジオなど)は要約としてではなく、結びの意見に書く方が無難です。(自分の解釈で書くと、話が飛躍しすぎる場合があるので注意が必要です。)

【体験実例】 美しい景色を見て、言葉を失った経験があるのですね。おいしいものを食べたときの幸せな気持ちや、人の好き嫌いなどでも、そういうことがあるでしょう。言葉にならない(できない)感情や、表現できないありさまなどが、実はたくさんあるのかもしれませんね。

【たとえ・ユーモア表現】 心臓の音を「太鼓」にたとえることができました。苦しいだけでなく、胸が高鳴るという感じも伝わってきます。
 ユーモア表現にも和みます。(^^) 夢中で食べているときは、感想を述べる余裕などないですよね。

【一般化の主題】 「人間にとって言葉とは〜」とまとめることができました。「生活必需品」だということは間違いないですね。ただ、体験実例から考えると、なくてはならないものというより、「言葉は万能ではない」という意見になるかな? 「言葉で足りないところは、表情やゼスチャーで補いながら(笑)〜」のように、結びの一文に少し付け加えてみる方がいいかもしれませんよ。



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